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液晶における光・電気変換現象に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61550004
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用物性
研究機関秋田大学

研究代表者

佐藤 進  秋大, 鉱山学部, 教授 (50005401)

研究分担者 能勢 敏明  秋田大学, 鉱山学部, 助手 (00180745)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1986年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード液晶 / 光起電効果 / 色素増感効果 / 光電流
研究概要

1.種々の液晶および色素を用いた定常光励起による光・電気変換現象において、液晶中に酸・塩基指示薬であるメチルレッド等を溶解することにより顕著な色素増感効果が見出された。またこの色素増感効果に及ぼす液晶分子の配向効果について測定を行った結果、液晶中に生成したイオンの拡散効果が支配的であることが見出された。
2.液晶における光・電気変換現象の過渡特性、すなわちパルス状の光源を用いた場合に見られる光照射側基板に対して流れる負・正・負の極性の光電流の温度依存性を測定した。その結果、液晶のスメクティック・ネマティックまたはネマティック・等方性液対等の相転移により、光電流の温度依存性に顕著な差が見出された。また、磁界印加による液晶分子配向制御を行った場合、ホメオトロピック配向では光起電流が大となり、応答時間が短かくなるという結果が得られた。
3.酸化錫透明電極の他に金、銀、アルミニウム、ニッケル、白金等の各種の金属薄膜を電極とした場合の光起電効果について測定を行った結果、光電流は金属の仕事関数および電極への色素分子の吸着効果と密接な関係があることが見出された。また、電極界面状態を変化させた場合や半導体電極を用いた場合における光電流の測定結果から、光・電気変換過程において色素分子と電極間での電荷の交換の機構が重要な役割を果たしていることが確認された。
4.ATIR法により液晶と電極界面での内部全反射スペクトルを測定した結果、電極基板界面における色素分子の吸着効果が確認された。
5・液晶における光・電気交換現象について各電流成分に及ぼす色素の種類や電極界面の状態等の測定結果より、光・電気交換の効率の向上のための条件を一部明らかにする事ができた。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 木内祐治: 電子情報通信学会創立70周年記念総合全国大会. 1-133 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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