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フォトリフラクティブ結晶を用いた単一光ファイバによる画像伝送

研究課題

研究課題/領域番号 61550034
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物理計測・光学
研究機関大阪大学

研究代表者

河田 聡  阪大, 工学部, 助手 (30144439)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1986年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードフォトリフラクティブ結晶 / 光ファイバー / 画像伝送 / 光波結合理論 / 位相共役光学
研究概要

単一の光ファイバを用い、狭空間を画像伝送する目的に対し、フォトリフラクティブ結晶による位相共役波発生の原理を応用し、理論的考察と共に、実験を行なった。また、この方法の光計測への応用を検討すると共に、2光波結合による画像の増幅1結合についても検討を行ない、実際に実験データを蓄積した。以下、具体的成果を列挙する。
1)BSO結晶のフオトリフラクティビティに関する基礎実験データの収集:本助成金により購入した光学定盤上に、2光波結合及び4光波混合の実験系を構成し、【Bi_(12)】Si【O_(20)】結晶の回析効率,応答速度,反射効率,増幅率等の入力レーザパワー,干渉縞間隔,入力光強度比等の依存性を測定し、その特性を調べた(応物学会87春発表)。他の結晶については入手できなかったので、今回は測定できなかった。
2)光ファイバーによる画像伝送実験:大口径ステップインデックス光ファイバーにより、テストパターンのラウンドトリップ画像伝送を行ない、成功した。この応用として、角度センサや面精度センサとして用いたときの測定精度を求めた(「光学」投稿準備中)。
3)ワンウェイ伝送の基礎実験:シリンドリカルレンズを光ファイバの代りに、収差を与えるメディアとして用い、画像の位相共役波によるワンウェイ伝送の実験を試み、その限界を確認した。
4)画像の増幅及び結合:動的光波結合理論(Kogelnik,Huignard et al)に基づき、BSO結晶による画像の増幅と、2画像の結合を試み、成功した(応物87年春発表)。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 河田聡: 応用物理. 55. 2-23 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 河田聡: O plus E. 85. 87-94 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 河田聡,南茂夫: 分光研究. 35. 24-41 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] S.Kwata;O.Nakamura;S.Minami: Journal of Optical Society of America. A4. 292-297 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 堀輝成,河田聡,南茂夫: 第34回応用物理学関係連合講演会論文集. 3、4. ZD-10 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 河田聡,米田英彦,南茂夫: 光学.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 河田聡 著,南茂行 編: "科学計測のための波形データ処理" CQ出版社, 238 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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