• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

衝撃光弾性実験応力解析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 61550070
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 材料力学
研究機関東京工業大学

研究代表者

渋谷 寿一  東京工大, 工学部, 助教授 (60016417)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1986年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード光弾性実験 / 衝撃応力 / 画像処理
研究概要

光弾性実験応力解析では、一般に、試料全域の主応力差の分布を表わす等色線縞写真と、主応力の方向を表わす等傾線を測定し、これらから試料内の応力分布を求める。ところが、後者の等傾線は不鮮明で、かつ、光学軸を回転させながら繰返し測定しなければならず、この実験法の最大の欠点になっていた。最近、著者は等色線(一枚の写真のみ)のみを用いて静的な応力分布を求める方法を開発した。本研究はこの方法を衝撃応力に関する実験応力解析へ拡張するために行ったものである。本年度に実施した研究内容は以下のとおりである。
(1)衝撃は高速現象であるために、試料を衝撃したときに伝ぱする等色線縞模様を高速でキャッチする必要がある。そのために、観測位置にテレビカメラをおき、イメージ・ボードを介して瞬間的な映像をマイコンのメモリに読み込むシステムを開発した。このシステム開発にあたっては、得られた映像が衝撃後、何msecのときのものであるかを明確にできること、および、任意にその時刻を設定できるかどうかが重要なポイントになる。
(2)(1)で得られた映像から、各時刻における等色線縞次数の分布をマイコン内で求めるシステムを開発した。
(3)衝撃弾性理論にもとづいて、(2)で得られた縞次数分布(主応力差の分布)の時間的変化を用いて、各時刻における衝撃応力分布を求める計算プログラムを開発中であり、ほぼ完成しつつある。このプログラムを用いて、ひずみゲージなどによる測定値と比較検討を行って、その妥当性を検討している状態である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 渋谷寿一: 非破壊検査. 36. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 渋谷寿一: 日本機械学会論文集.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi