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スティック・スリップ現象の解明と油性剤の効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61550109
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機械要素
研究機関東京工業大学

研究代表者

益子 正文  東京工業大学, 理工学国際交流センター, 助教授 (60111663)

研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1987年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードトライボロジー / スティック・スリップ / 境界潤滑 / 油性剤
研究概要

スティック・スリップ現象は, 摩擦の速度特性によって決定されることがわかってはいるが, その詳細については不明な点が多い. 特に摩擦の速度特性と潤滑剤の性状との間の関係についてはほとんど明らかにされていない.
本研究は, スティック・スリップに及ぼす潤滑剤の影響と, 摩擦の速度特性解析の2つを目的をして行なったものである.
初年度(昭和61年度)において行なった内容は以下の通りである.
1.ボール・オン・ディスク型スティック・スリップ試験機の作成.
2.一定速度におけるスティック・スリップ発生限界荷重を求め, 評価の指標としての解析.
この結果得られた知見は以下の様である.
1.一枚のディスクでも場所の違いによる微妙な表面性状変化が結果に大きな影響を与えるため, 試験片の調製, 表面研磨には細心の注意を払う必要がある.
2.粘度指数向上剤として入れられる高分子化合物は, それ単独ではスティック・スリップ特性にさほど大きな影響を与えないが, 油性剤と共存させると油性剤の働きに大きく影響を与える.
また, 次年度(昭和62年度)においては摩擦の速度特性解析を行なうべく試験機の改造とコンピュータによるデータ処理システムの確立を行なった. その結果得られた知見は以下の通りである.
1.摩擦の速度特性解析により求まった, スリップ時の最高速度域における摩擦係数(μk)は, 潤滑油の粘度増大につれ低下するが, ある程度以上粘度が増大すると逆に大きくなっていく.
2.μkとスティック・スリップの振幅との間に相関が認められた.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 益子正文: 潤滑.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M. Masuko: "Analysis of Verocity Characteristics of Boundary Friction" 'Junkatu' ( Journal of Japan Soc. Lub. Eng.).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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