• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

半導体素子の加熱・冷却に関する数値計算法の確立と素子の機能低下に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61550173
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関玉川大学

研究代表者

浅野 直輝  玉川大, 工学部, 教授 (40074364)

研究分担者 亀谷 博  玉川大学, 工学部機械工学科, 助教授
中田 勝啓  玉川大学, 工学部情報通信工学科, 教授
NAKADA Katsuhiro  Professor, Dept. of Information & Telecomunication Engineering, Tamagawa Univers
KAMEGAYA Hiroshi  Asociate Professor, Dept. of Mechanical Engoneering, Tamagawa University.
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1986年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード熱連成問題 / 有限要素法 / 数値解析 / 変分原理 / 半導体素子
研究概要

電子機器の半導体IC素子や原子炉の燃料棒などはそれ自体発熱する。このような発熱物体内の温度分布や表面からの放熱量の解明は、発熱物体の過熱や熱変形を防ぐうえで工業的に重要な課題である。発熱物体は周囲流体と熱交換を行なう。このような課題は境界面上で熱移動を考慮した固体と流体との熱連成問題として扱う必要がある。熱移動の解析において、固体と流体が接触する境界面上の温度や熱授受などの熱的接触境界条件が必要になる。この条件が求められると、固体の温度分布および流体の温度分布と流動状態が計算できる。しかしこの条件は現在までのところ明らかにされていない。
本報告では初めに、境界において熱移動を考慮した固体と流体の温度場解析のための変分原理をそれぞれ提案した。流体の温度場は流れに影響される。流れ場解析には著者らが既に提案しているハイブリッド形仮想仕事の原理を用いた。これらの変分原理に基づく有限要素法(FEM)を誘導する。次に、熱的接触境界条件を満足させるために、誘導したFEMに局所的な熱伝達率に相当する反復,修正のためのパラメータを導入し、固体と流体を一個の連続体として扱うFEM方程式を構築した。最後に、変分原理に基づくFEM方程式の妥当性を調べる。基本的な計算例として、等温垂直平板上に沿う2次元定常自然対流をFEM解析した。この結果は従来の境界層理論の解とよく一致した。さらに、内部の温度が部分的に既知である固体と周囲流体との自然対流に関する2次元熱連成場をFEM解析した。等温垂直平板の結果と比較して、現象的に正しいことが判明した。以上のことから、本計算法は固体と流体との熱連成場解析に適用できることがわかった。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 浅野直輝,亀ケ谷博,中田勝啓: 日本機械学会論文集.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Naoki ASANO, Hiroshi KAMEGAYA, Katsuhiro NAKADA: "A Numerical Analysis of Thermally Coupled Problems between Solid and Fluid Using Finite Element Method (1st Report, on Thermally Coupled Problems of Steady Natural Convective Flow)" Transaction of Japan Society of Mechanical Engineers.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi