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高速字句解析用集積回路の設計

研究課題

研究課題/領域番号 61550254
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 情報工学
研究機関東京大学

研究代表者

和田 英一  東京大学, 工学部, 教授 (50010723)

研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1987年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1986年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードプログラム言語処理系 / 名前表 / 式の評価 / コンビネータ / Lisp / オブジェクトベクタ / LlSP / トライ型データ構造
研究概要

Pascalのような手続き型プログラム言語のコンパイラは字句解析部の動作割合いが高い. 本研究ではまずPascalコンパイラの字句解析部を外付けのハードウェアにする方式とその性能改善度について検討した.
しかし集積回路を本当に試作するための回路設計は手間もかかるものであるから, 手続き型言語のコンパイラ専用の回路を作ったのではあまり意味がないということになり, 第一年度の途中からLispのような関数型プログラム言語のインタプリンにも支える字句解析の回路について検討を行った.
検討の結果…かれはLispの特殊性によるかも知れないが, アトムの文字列を集積回路に置いたインタプリタは記号アトムのセル中から外部へのポインタが出ることになり, 適切なインプリメンテーションの方法はなかなか得られず, また文字列の分割, 合併の容易なLispでは, 新たに作られた文字列をインターンして記号アトムを作ることができ, その場合の処理に対してもうまい方式は得られないことがわかった.
残る方式は字句解析部だけでなく, Lispインタプリタの他のかなりの部分(ゴミ集めは除く)までを集積回路に取り込むことである. このため第二年度では式の評価部分をなるべく簡単に集積回路化し, 汎用計算機で実行するより高い能率を得ることに研究を集中した.
その結果, 最近提唱されているコンビネータを用いたグラフコピイによる式のリダクション評価を集積回路に組み込む設計を行い, この機能設計に基づいてシミュレーションしてみたが, 毎秒50万リダクションを行った場合, インタプリタの50倍から100倍のスピードアップが得られるということがわかった.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 和田英一: 情報処理学会研究報告. 88-SYM-45. 1-8 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Eiiti Wada: "Chip for Combinator Reduction -- Its Scheme and Architecture" Special Interest Group Notes of IPSJ. 88-SYM-45. 1-8 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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