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ストリップ線路系高速パルス符号変換回路の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61550271
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 電子機器工学
研究機関埼玉大学

研究代表者

荒木 純道  埼大, 工学部, 助教授 (90016668)

研究分担者 神沼 靖子  埼玉大学, 工学部, 助手 (30092018)
森末 道忠  埼玉大学, 工学部, 教授 (70008811)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードストリップ線路 / 非巡回フィルタ / パルス符号変換 / ディジタルフィルタ
研究概要

まず、ストリップ線路系回路におけるパルス信号の伝搬・遅延・反射・結合・変換といった諸特性を、理論的に明確化することを手がけた。その結果、分布結合部を2区間用意してそれをループ状に結線することにより、固有歪みのない一次非巡回型符号変換回路が実現できることを、理論的に発見した。また、2つの結合部の結合度をある条件下で変えれば、2つのパルスに適当な重み付けができることもわかった。
次に、この理論予想に基づき、実際に回路を製作した。当初は、同一平面内に結合ストリップ線路を、光露光法で製作することを検討したが、所望の結合度を得るには、数A゜という製作不可能な線路間隔であることが判明し、絶縁シートをはさんだ3層構造で構成することにした。パルス発振器のパルス間隔や測定系および光露光装置の制約等で、4nsのくり返し周期の回路を試作した。結合部と非結合部の線路幅と長さ、それに絶縁シートの厚さは計算機を用いて設計した。
上記の設計値を用いてマスクパタンを10倍の拡大図により製作し、テフロンファイバグラス基板上に、線路パタンをエッチングした。絶縁シートには低損失性から20μm膜厚のテトロンを採用した。
実際の測定段階では、上下の基板の位置合わせの調整に大きな困難さを感じたが、幾つかの調整過程をへて、ほぼ所望のパルス符号変換機能が実現できた。
今後は、絶縁シートの選定,パルスの高速化,ストリップ線路の高精度化を検討していく必要がある。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 荒木純道,森末道忠: 電子通信学会論文誌(A). 69. 1625-1627 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 荒木純道,森末道忠: 電子通信学会,回路とシステム研究会技術報告. 142. 17-21 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 荒木純道,岡善和,森末道忠: 電子通信学会昭和62年総合全国大会講演集. 1. 55 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2021-12-17  

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