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任意の周波数が分析可能な高速フーリエ分析器に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61550298
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

田所 嘉昭  豊橋技科大, 工学部, 助教授 (90005463)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード離散的フーリエ変換 / ノッチフィルタ / ノッチフーリエ変換 / フーリエ分析器
研究概要

1.NFTの一計算法であるFIR-IIR構成法の精度が、計算機のダイナミックレンジの限界によっていることを明らかにした。(NFT;ノッチフーリエ変換)。
2.1の結果を基に、分析対象周波数の数をできるだけ多くするためには、FIR部の構成において、各分析対象周波数に対応する2次ノッチフィルタ(2-DNF)の零点を隣接ノッチフィルタでできるだけ遠ざけるように接続すること(MIX法)が重要であることを明らかにした。
3.MIX法による解法が、連立方程式による解法および2-DNFのノッチ周波数の小さい(あるいは大きい)順に接続した方式より格段に精度が良いことを明らかにした。
(1)分析対象周波数が等間隔の場合、分析対象周波数の数rはMIX法では単精度でr=64,倍精度でr=256で【10^(-2)】%以下の誤差でフーリエ係数が求められる。
(2)不規則の周波数配置の場合にも、ランダムな2-DNFの接続よりMIX法は2桁位精度が良いことを明らかにした。
(3)NFTは、入力信号の一周期前にフーリエ係数を計算できる特長があるが、精度が問題である。これに対して、いくつかの結果の平均をとることで精度の改善が計れることを明らかにした。
4.このNFTをアセンブラに近いC言語で実現した。
5.マイクロコンピュータにAD・DA変換器を接続してNFTを専用化した場合の性能・問題点については現在検討中であり今後明らかにしていく、また上記の結果を基に、NFTの特徴をいかした応用として、短時間でシステムを推定する研究を展開していくつもりである。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Yoshiaki Tadokoro: EUSIPCO-86(Third European Signal Processing Conference). 291-294 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 矢口喜明: 昭61電気関係学会東海支部連大. 495 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 中村謙二: 昭61電気関係学会東海支部連大. 496 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 矢口喜明: 昭62電子情報通信学会総合全大. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 中村謙二: 昭62年電気学会全大. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Yoshiaki Tadokoro: IEEE Trans.ASSP.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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