• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

土構造物および深礎基礎の実務的信頼性設計システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 61550354
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 基礎・土質工学
研究機関名古屋大学

研究代表者

松尾 稔  名大, 工学部, 教授 (40025937)

研究分担者 鈴木 壽  名古屋大学, 工学部, 助手 (80154574)
浅岡 顕  名古屋大学, 工学部, 助教授 (50093175)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1986年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード不飽和土斜面 / 深礎基礎 / 信頼性設計 / 安定図表 / 破壊確率 / 大型現場試験 / 評価関数 / 鉄塔
研究概要

本研究は、これまでに開発してきた不飽和土の斜面および送電用鉄塔基礎として用いられる深礎基礎に関する信頼性設計を、研究室の段階を越えて、広く一般に使用できる実務設計用システムを開発したものである。
以下に本研究で得られた成果を要約する。
1. 不飽和土斜面の実務的信頼性設計法について
(1) 軟弱地盤上の盛土に関する信頼性理論を不飽和土斜面へと拡張することに成功した。
(2) 盛土の安全率を算定できる安定図表および破壊確率を算定するための各種図表を作成した。さらに簡単な例題を通してその使用法も示した。
2. 深礎基礎の実務的信頼性設計法について
(1) 鉄塔に作用する引揚げ・圧縮および水平荷重のすべてに対する極限支持力式および荷重〜変位関係式の精度を各種大型現場試験結果から検討し、従来の方法をより実務的なものとした。
(2) 極限支持力の精度および荷重〜変位関係の精度をそれぞれ無次元化された誤差と逆算入によって評価し、それらの分布を用いた破壊確率の定式化を行った。
(3) 送電関係の最新の情報に基づいた評価関数と期待総費用最小化基準を用いて、深礎基礎の最適設計を実施した。なおこの際、基礎体の直径を3mと一定にした場合の最適根入れ深さを求める問題とした。
(4) (3)から得られた最適設計結果と現行設計法による結果とを比較することから、提案法の妥当性を検証した。
(5) 上記の信頼性設計の内容をすべて盛り込んだマイクロコンピュータ用ソフトの開発に成功し、来年度から実際に建設されるUHV鉄塔基礎の実務設計にも用いられる予定である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 井ケ瀬良則,鈴木壽,松尾稔: 第41回年次学術講演会講演概要集. 第3部. 633-634 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木壽,菅井径世,松尾稔: 第41回年次学術講演会講演会概要集. 第3部. 117-118 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi