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強力繊維素分解菌の汚泥処理への応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61550396
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 都市工学・衛生工学
研究機関大阪大学

研究代表者

橋本 奨  阪大, 工学部, 教授 (40029260)

研究分担者 岩堀 恵祐  大阪大学, 工学部, 助手 (40183199)
古川 憲治  大阪大学, 工学部, 助手 (60029296)
藤田 正憲  大阪大学, 工学部, 助教授 (70029289)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1986年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード繊維素分解菌 / Sporocytophaga sp. / セルラーゼ / 汚泥処理
研究概要

1.牛糞推肥から分離たグラム陰性のセルロース分解菌につき口紙平板培養、ろ過減菌したグルコースを用いる平板培養法等により更に純化を繰返した結果、分離株にmicrocystの存在することが明らかとなった。C、Nの資化性と生理試験を行い、分離株をSporocytophaga sp.と同定した。
2.分離株は各種培地上で次のようなSporocytophaga特有の生育を示した。(1)グルコース寒天培地では、ガム状の隆起したコロニーを形成する(2)グルコース液体培地では、対数生育期の後期から培地中にpalymerを分泌して培養液の粘度が増加する(3)口紙を唯一の炭素源とする寒天培地、液体培地中で口紙は本菌により分解を受け茶色に変色後、約1ケ月後には完全に分解され透明となる。
3.分離株の最適培養条件下(32℃、PH7.5)での生育活性化エネルギーは、13.9Keal/male、最大比生育速度2.01/日であった。4.セルロースを唯一の炭素源とする液体培養で生育した菌体からセルラーゼを抽出する場合、菌体がセルロース繊維と強固に結合しているため、従来の物理的抽出法以外に侵透圧ショック等の化学的方法と組合せなければならないことが判った。
今後、実施計画で積残した分離株のセルラーゼ生産についての知見、分離株のセルラーゼの精製を行ってSporocytophaga sp.によるセルロース分解機作を明らかにし、汚泥処理への応用の手がかりにしたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

研究成果

(2件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 橋本奨: 昭和61年度日本醗酵工学会大会講演要旨集. 178 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 橋本奨: 第24回下水道研究発表会講演要旨集. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-30   更新日: 2016-04-21  

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