研究課題/領域番号 |
61550420
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
椎葉 大和 福岡大学, 工学部建築学科, 教授 (30103782)
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研究分担者 |
本田 悟 福岡大学, 工学部建築学科, 助手 (70181550)
大和 竹史 福岡大学, 工学部土木工学科, 教授 (90078650)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1987年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 超遅延剤 / プロクター値 / 打継目 / フレッシュコンクリート / 凝結 / 富調合 / 落下貫入量 / 水平量 / 超高層RC造 / 高性能AE減水剤 / 済動化剤 / 潜伏期 / 流動時間 / プロクター貫入抵抗値 / 若材令 / 圧縮強度 / ヤング係数 / 超遅延性混和剤(超遅延剤) / 遅延作用 / 発熱温度 / 音速 / 消費電力 |
研究概要 |
超遅延性混和剤(以下、超遅延剤と略記)をセメントペースト及びコンクリートに添加することにより、超遅延剤の遅延作用に関する一連の研究を通して、概略的に次のようなことが認められた。 1.セメントペーストに超遅延剤を添加した基礎的実験により、Vicat法、ブリージング率、発熱温度、超音波速度及び消費電力などの測定により、超遅延剤の有する遅延作用が十分に認められた。 2.調合の異なるベースコンクリートに対して、超遅延剤及び超遅延剤と塩分(海砂利用を想定)を添加した場合について、硬化前のフレッシュな状態での遅延効果の測定(発熱温度、ブリージング率、スランプ、フロー値、プロクター値、超音波速度及び流動時間)を行うと同時に、遅延作用が硬化後の強度に与える影響について検討を行った。 3.超遅延コンクリートを用いて打継目の一体化の強度を測定するために、長期材令での破壊強度(曲げ及び割裂引張強度)及び非破壊強度(超音波速度)を、プロクター値を養生温度の組合せによって測定した。 4.超遅延コンクリートの若材令時の物性の把握のため、発熱温度、流動時間及びスランプの測定を行うと同時に、プロクター値を伴う凝結過程の進行に従い、重錘による落下貫入量及び圧縮強度とヤング係数を測定した。 5.最近の超高層鉄筋コンクリート住宅造の出現に伴う高強度の富調合コンクリートの耐久性の確保のために、高性能AE減少剤及び流動化剤との併用による超遅延剤の影響を検討するために、プロクター値、コーンスランプ、トーラムスランプ及びフロ値の測定と同時に、現場における簡易試験方法としての落下貫入量(佐久田氏孝案)及び水平量(著者考案)試験を行って比較検討し、また、若材令時での圧縮強度やヤング係数の測定も行ってみた。
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