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街並みの景観に関する知識工学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61550434
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 建築計画・都市計画
研究機関東京大学

研究代表者

門内 輝行  東大, 生産技術研究所, 助手 (90114686)

研究分担者 及川 清昭  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (00168840)
藤井 明  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (20126155)
原 広司  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60013190)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード街並み / 記号 / コード / 知識工学 / 対話システム / 形態 / 意味 / 景観
研究概要

これまでに日本の各地に分布する歴史的な街並みの景観の調査を200か所余りにわたって展開してきたが、そこに得られたデータに基づいてそれぞれの街並みの魅力がどこから生じているかを解読することが研究の目的である。そのためには建築的要素とその配列,樹木,あたりの地形,あるいはそれらの色彩,テクスチュア,スケールなどの多層にわたる景観の構造をとらえ、その意味や様相を明らかにしていく必要があった。そこで、すでに記号論的な視点から作成していた街並みの景観のコードに従って、(1)景観の特質をよく示すファサードの画像データベースと、(2)その構造を解読するための知識ベースを作製し、(3)それらを利用して街並みの景観の解読を行うコンピュータによる対話システムのプロトタイプの構築をすすめた。具体的には、人工知能(とくに知識工学)の領域で注目されている知識表現(フレームやプロダクション・ルール)と推論の方法を援用し、汎用機(FACOM M-380Q)上にUTILISP言語(さらにエクスパート・シェル ESHELL)によって実現した。また、(1)形態分析と、(2)意味の解読を重ね合せるために、新たに導入したパーソナル・コンピュータMacintosh Plusにおけるマルチ・ウィンドウ機能を活用した対話システムをExper Lisp言語によって構成することができた(Exper Lispはグラフィック用の関数を含む)。
以上のような知識工学的なアプローチによって、様々な記号(屋根や格子といった建築的要素も何らかの意味を表す記号として捉えられる)のネットワークとしての街並みの景観に潜むルールが、具体的に記述されるようになったと考えられる(たとえば、スカイラインのような境界線の形の魅力,類似と差異の織りなす景観の様相,街の歴史・産業・風土を写し出す建物のファサードの表情など、21世紀に向けて新しい街づくりを展開していくためのルールがいくつも発見される)。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 門内輝行: 日本建築学会大会学術講演梗概集E. 641-642 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 門内輝行: 日本建築学会大会学術講演梗概集E. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 門内輝行: "街並みの美の秘密-新しい街づくりのために-" 岩波書店, (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Teruyuki Monnai: "Semiosis in Architecture-A Systemic Analyeis of Traditional Town textures in Japan-(Empire of Signs)" John Benjamin Publisher, (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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