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有機セレンおよびテルル化合物と一酸化炭素の反応による液晶性物質の簡便合成

研究課題

研究課題/領域番号 61550638
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 合成化学
研究機関京都大学

研究代表者

植村 栄  京大, 化学研究所, 助教授 (70027069)

研究分担者 藤本 博  京都大学, 工学部, 助教授 (40026068)
杉田 信之  京都大学, 化学研究所, 教授 (50027025)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードジコバルトオクタカルボニル / ベンゾイルフェニルセレニド / ベンゾイルフェニルテルリド / 有機セレン化合物 / 有機テルル化合物 / カルボニル化反応 / 液晶性物質
研究概要

ステンレススチール製オートクレーブ中、テフロン容器にジフェニルジセレニド(1ミリモル)と金属カルボニルあるいは遷移金属塩(0.05〜0.5ミリモル)ならびに溶媒(5ml)を加えCOを5〜100気圧圧入した後、100〜200℃で10分〜12時間撹拌した。ガスクロマトグラフ内部基準法により生成物の検索を行ったところ、予期した液晶性物質であるベンゾイルフェニルセレニドの生成が認められた。溶媒としてはベンゼン,テトラヒドロフラン,メタノール,アセトニトリルの内アセトニトリルが最も良いことが分かった。金属カルボニルとしてはRh,Mn,Co,Moを用いたところ【CO_2】【(CO)_8】が最良であることが明らかとなり、また、遷移金属塩であるPt【Cl_2】,【Li_2】Pd【Cl_4】,Ru【Cl_3】,Pdblack,Co【Cl_2】・6【H_2】Oなどはほとんど活性を示さなかった。Coの触媒濃度を高くするにつれベンゾイルフエニルセレニドの収率は高くなり、40mol%で最高となった。この条件下、200℃,1h,100atm COで行うと96%の収率を示した。【Co_2】【(CO)_8】は生成したベンゾイルフェニルセレニドとさらに反応するため反応時間は短かい方が好結果を与えること、CO圧は反応は遅くなるものの5atmでも進行すること、反応温度も100℃迄下げてもある程度進むことなども明らかとなった。また、ジフェニルセレニドが常に少量(4%以下)生成した。出発物質としてp-位にメトキシ基を持つジ(4-メトキシフェニル)ジセレニドを用いた場合、反応性は少し低下したが対応するセレニド、つまり4-メトキシベンゾイル-4-メトキシフェニルセレニドが生成した。一方、ジフェニルジテルリドとCOの反応により予期した生成物ベンゾイルフェニルテルリドの生成をみた。その収率は対応するセレンの場合よりも低く、例えば【Co_2】【(CO)_8】(40mol%),125℃,1h,50atm COで34%、一方、セレンからは57%で生成した。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 高橋秀剛,大江浩一,植村榮,杉田信之: J.Chem.Soc.,Chem.Commun.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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