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組織培養によるリンゴ台木の育種に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61560022
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関岩手大学

研究代表者

石原 愛也  岩手大学, 農学部, 教授 (20011827)

研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1987年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1986年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードリンゴ台木 / 矮性台木 / 胚培養 / 胚珠培養 / 休眠打破 / 珠心培養 / 不定胚形成 / 葯培養 / カルス培養 / 再分化 / 珠心胚実生
研究概要

1.マルバカイドウの3系統(盛岡セイシ, 立ち性長野1, 2)×M9(-)の交雑を行ない, 胚培養, 胚珠培養, 胚の休眠打破実験う行なった.
(1)受粉71〜75日後の交雑胚(ほぼ成胚)をMurashige・Skoog(MS)寒天培養を用い, 暗所で20日間培養して胚的成長させたのち, 6月間低温処理して休眠打破し実生化をはかったが, 発芽したのは25%にとどまった.
(2)受粉25〜29比後の交雑胚珠(球状胚期)を胎座をつけて, またはつけないで191日間Nitsch(1972)修正倍地を用い, 暗所で培養した結果, 成熟種子に成長したのは胎座をつけた1胚珠のみであった.
(3)ジベサリン(GA_3, GA_<4+7>)10m/lの処理が8〜10月採取のリンゴ休眠胚の休眠打破作用をもつことを確めた. そこで上記交雑胚をG処理し, 12中96を発芽させることができた.
2.半数体作出をめざし, M9(-), M26の緑蕾期から分離初期の花そうを採取し, MS寒天倍地, 明条件下で葯培養を行なった. その結果, 2年間に培養した5460個の中1個が胚を形成した. 葯のパラフィン切片のの顕微鏡観察により, 中心花のみ紅蕾の時期は花粉は四分子〜一核期, 中心花, 側花とも紅蕾の時期は一核期, 分離初期は一核期〜二核期に当たることがわかった. これから, 胚形成をみた葯は一核期〜2核期と推定した.
3.半数体作出の別法とて, M26の無受粉胚珠培養を試みた. 胚珠は肥大成長したが, 胚形成は認められなかった.
4.M9(-), マルバカイドウ(立ち性長野2合)の珠心培養により, 胚およびカルスの形成を認めた. また, M9(-)の珠心起源カルスをMS倍地で継代培養した1カルスに胚形成を認めた. しかし, 珠心起源カルスの抗ホルモン物質(5-hy droxynitrobengsl-bromide, 8 aza-gnanine, B-9), アブシジン酸, 活性炭などを用いた再分化実験は不成功であった.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 石原愛也: 園芸学会東北支部昭和62年度大会研究発表要旨. 77-78 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] AIYA ISHIHARA: "PRODUCTION OF NUCELLAR SEEDLINGS BY NUCDLLUS CULTURE OF APPLE ROOTSTOCKS AND THE EXPERIMENTS OF REGENERATION OF NUCELLAR CALLUS" ABSTR. JAPAN. SOC. HORT. SCI. AUTUMN MEET. 1987.796. (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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