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野菜苗の工場的生産に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61560027
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関千葉大学

研究代表者

伊東 正  千葉大, 園芸学部, 助教授 (80009323)

研究分担者 丸尾 達  千葉大学, 園芸学部, 助手 (20143266)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード野菜工場 / 苗生産 / 苗産業 / プラグ苗 / 種苗生産 / 野菜の生長制御
研究概要

1.既設の完全制御型植物栽培装置内に、NFTシステムを試作して、挿し木苗ならびに幼植物生産に供した。本装置は地上部・地下部環境が複合的にマイコン制御されるものであるが、両者の諸元を組入れた本年度の試験結果では、地上部要因に従属させるべき地下部要因のデータ蓄積が少なく、いくつかの問題点が提起された。今後、光強度、光質と関連させた好適培養液組成、【Co_2】濃度と関連した培養液濃度等について検討しなければならない。
2.TMVに抵抗性を有する経済品種3種を栽培し、栽培中期・終了時に異なる部位から、異なる葉令の挿し穂を採取した。挿し穂の発根性と成苗率は栽培中期、頂部採取の3〜4葉期で最も優れた。T/R率,葉面積/生体重等の指標からみた定植苗の素質は、1〜2葉期採苗が最も優れたが、定植後の生育は栄養生長過多になった。挿し穂苗の栽培試験では、収量・品質ともTM-【2^a】因子を保有する品種で3〜4葉期に頂部から採苗するか、5〜6葉期に頂部から5〜6節下の側枝から採取した苗で、最も成績がよかった。
3.もみがらくん炭,ウレタン,ロックウール,ピート等の培地を、それぞれ単独ならびに組合せてプラグ苗育成鉢に詰め、トマト挿し穂ならびにトマト種子を播種して、発根ならびに生育に及ぼす環境条件の影響を調査した。プラグ苗培地としては、ロックウールチップならびにピート・ロックウールチップの混合培地が最も優れた。光条件は発根するまでの5〜7日間は5〜6K/x,以降5葉期まで10〜15K/x,育苗後期20〜25K/xが好適であった。温度は発根・発芽まで25℃恒温,以降明期20℃,暗期16℃,根圏温度18℃-定が最もよかった。添加する培養液のECは、生育段階ごとに、0.3mS/cm5日,0.8が5日,1.3が10日,1.8が30〜40日とするのがよかった。最適環境では発芽から第1花房開花まで53日で到達し、通常の育苗日数を約20日間短縮することが可能となった。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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