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ファイトアレキシン, アベナルミンの特異的生成誘導機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61560057
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 植物保護
研究機関香川大学

研究代表者

真山 滋志  香川大学, 農学部, 助教授 (00112251)

研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1987年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1986年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードファイトアレキシン / アベナルミン / ポリアミン代謝 / 誘導抵抗性 / 病害抵抗性
研究概要

冠さび病抵抗性遺伝はPc2は多面発現遺伝子として知られており, 冠さび菌に対抗性で, かつ, ビクトリア葉枯病菌と同菌の分泌する宿主特異的毒素ビクトリンに対する感受性を支配する. この系で, ビクトリンが冠さび病の抵抗性に関与するファイトアレキシン・アベナルミンの特異的エリシターとして作用することを明らかにした. このアベナルミンの特異的生成蓄積機構について検討したところ, 次のことが明らかになった. プロトプラストにするとアベナルミン生成が始動し, 浸透圧ショックに依るものと考えられた. アベナルミンの生成誘導はポリアミン代謝過程のプトレシン合成阻害剤により顕著に抑制されることから, 両生合成代謝活性の比較をHPLCによって定量的に検討した結果, アベナルミン産生パターンと呼応してプトレシンの増減パターンが認められた. プトレシン生成の回路にはオルニケンおよびアルギニン脱炭酸酵素系があるが, アルギニン脱炭酸酵素のみが活性化され, 各種のストレスに対して同酵素の活性化を伴うプトレシン生成が起り, この酵素活性を阻害するとアベナルミンの生成蓄積も阻害されることを明らかにした. 一方, エリシター・ビクトリン処理時の蛋白質の電気泳動分析を行い, アベナルミン生成およびポリアミン代謝増高時に顕著に増加する2つのバンドを検出した. 今後の課題として, 現在この蛋白質を単離しており生化学的性質を調べるとともに, Arginine dacarboxylare活性の変動を明らかにし, かつ, アベナルミン生成酵素を検出する予定である. 単離した蛋白質の遺伝子解析を進めたいと考えている.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 真山滋志,大石康晴,谷利一: 日本植物病理学会報. 53. 98-99 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Mayama,S., Oishi, Y., & Tani, T.: "Induction mechanisms of avenalumin, phytoalexin of oats in relation to polyamine metabolism (in Japanese)" Ann. of Phytopathological Society of Japan. 53. 98-99 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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