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カイコ羽化ホルモンの構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 61560135
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 製造化学・食品
研究機関東京大学

研究代表者

長沢 寛道  東大, 農学部, 助手 (60134508)

研究分担者 鈴木 昭憲  東京大学, 農学部, 教授 (90011907)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード羽化ホルモン / 昆虫ホルモン / カイコ / ペプチドホルモン / アミノ酸配列 / 羽化行動 / 概日時計
研究概要

1.カイコ蛾頭部に含まれる羽化ホルモンの単離と構造解析。
120万頭のカイコ雄蛾頭部を抽出材料として各種クロマトグラフィーにより精製した結果、最終的に2種類の活性ペプチドを単離した。N末端配列分析の結果、既にわかっていた13残基の配列と全く同じ配列およびN末端のジペプチドを欠く配列をもつことがわかった。
2.カイコ蛹頭部に含まれる羽化ホルモンの単離と構造解析
77万頭の羽化直前のカイコ蛹頭部を材料としてカイコ蛾頭部からの場合と同様の方法で抽出精製を行い、4種類の羽化ホルモンEH-【I】,【II】,【III】,【IV】を合計50μg単離した。これらはいずれも0.1〜0.3ngの注射で早期羽化誘導活性を示した。逆相HPLC上で【I】と【II】,および【III】と【IV】は極めて近接した位置に溶出された。N末端配列分析の結果、【I】と【III】は同じ配列を、また、【II】と【IV】も同じ配列を示し、前二者は後二者に比してN末端の2残基を欠いた配列であり、N末端から25(23)番目までの配列が明らかとなった。次に、それぞれ、ジスルフィド結合を還元アルキル化した後、【I】と【II】についてはリシルエンドペプチダーゼ、およびV8プロテアーゼで消化し、【III】と【IV】についてはリシルエンドペプチダーゼで消化し、ペプチド断片を得た。それらの配列分析の結果から、ペプチド鎖内部の配列が明らかとなり、N末端から61番目までの配列をつなぐことができた。しかし、現在までのところ、【I】と【III】、および【II】と【IV】の配列上の相違は認められていない。また、他のペプチドホルモンとの相同性は認められていない。
1 5 10 15 20 25(Ser-Pro)-Ala-Ile-Ala-Ser-Ser-Tyr-Asp-Ala-Met-Glu-Ile-Cys-Ile-Glu-Asn-Cys-Ala-Gln-Cys-Lys-Lys-Met-Phe- 30 35 40 45 50Gly-Pro-Trp-Phe-Glu-Gly-Ser-Leu-Cys-Ala-Glu-Ser-Cys-Ile-Lys-Ala-Alg-Gly-Lys-Asp-Ile-Pro-Glu-Cys-Glu- 55 60Ser-Phe-Ala-Ser-Ile-Ser-Pro-Phe-Leu-Asn-Lys-

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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