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簡易専用路網による小型林内作業車搬出作業と林地保全機能に対する影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61560170
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 林学
研究機関愛媛大学

研究代表者

伏見 知道  愛媛大, 農学部, 教授 (00036310)

研究分担者 青野 忠勝  愛媛大学, 農学部附属農業高校, 教諭
井上 章二  愛媛大学, 農学部, 助手 (30142342)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード小型林内作業車 / 簡易作業道 / 施業路 / 路網密度 / 林地モデル / 林地保全 / 木寄せ距離 / 間伐材搬出
研究概要

小型林内作業車による搬出作業を合理的に実施するには、専用の簡易作業道(施業路)を開設する必要がある。今回経営上適切量の路線を開設している現地を実測した。実測地は愛媛県内の民有林地7.06haで、標高600〜700m,結晶片岩風化土のスギ人工林で一部にヒノキを含み約25年生である。平均傾斜28度〜35度,最高部は40度に達する南西向斜面である。実測により路線配置図を作製・考察し、次の点を明らかにした。
1.簡易作業道(幅員1.5m)を高密度に開設し、小型林内作業車により木寄せ搬出する方式で、材積率で20%以上の間伐を実施している。
2.簡易作業道は、一部他人の林地も含め一団地として計画開設している。
3.簡易作業道の縦断勾配は、最急部24度,平均20度以上の区間長は全路線の8.3%,平均10度から20度の区間長が約38%,残り約53%が10度以下で、使用小型林内作業車の能力に、十分適應している。
4.簡易作業道の系統別延長は、最長413m,次が360m,20系統中8個が300〜400m程度である。調査区域内の全延長は2147mで、域内での簡易作業道開設密度は303m/haである。
5.最大木寄せ距離は15〜25m,最短部で5〜14m,平均的な最大木寄せ距離は20mで、本簡易作業道1路線の平均受持ち幅は40mである。
6.簡易作業道が分岐する、隣接林道の密度は47.4m/haである。
7.実測結果に基く林地モデルは、幅40m奥行き190m,簡易作業道の迂回率η′=0.3,延長250m,林道の迂回率η=0.76になる。
8.簡易作業道の路面変形は、車輌わだち跡の凹みと雨水侵食で、幹線的区間での深さは10cm,最大16cmに達するが、支線区間では植生が侵入して路面の裸出な少ない。変形の著しい幹線的区間では、丸太利用の横断排水溝等による保全的対策土が必要である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 伏見知道: 愛媛大学農学部 演習林報告. 25. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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