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魚類の腸内常在細菌および感染菌の宿主防御機構に対する挙動の比較

研究課題

研究課題/領域番号 61560238
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 水産化学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

坂田 泰造  鹿大, 水産学部, 助教授 (10041724)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードVibrio vulnificus / Aeromonas hydrophila / LPS構造 / 血清感受性 / 病原性 / 【LD_(50)】
研究概要

本研究では、淡水魚の病原菌としてテラピアから分離したVibrio属菌およびニジマスから分離されたAeromonas bydrophilaを取り上げ、腸内優勢菌株と比較したがら、細菌学的性状および病原性について検討した。
1.ラテピアから分離したVibrio病原菌は、ラクトース分解性、リジン・オルニチン脱炭酸,塩分要求性等の特徴的な性状からV.vulnificus biogroup Iと同定された。
2.V.vulnificusの不透明株と半透明株とは、コロニー形態以外は、細菌学的性状,血清感受性等ほとんど差異は認められなかった。しかし、LPS構造あよびコイに対する【LD_(50)】値(3.3×【10^8】,および2.5×【10^(10)】)にはかなりの差が見られた。
3.A.hydrophilaの病原株TF7とそのUV変異株とは、LPS構造,血清感受性について異なっていたが、コイ,テラピアにたいする【LD_(50)】(3.6〜5.5×【10^6】)にはそれほど差は見られなかった。
4.Aeromonas病原菌,Vibrio病原菌ともに、テラピア血球に対する溶血性,ウナギ非実質細胞に対する細胞変形作用を示したが、前者の方が活性が高かった。
5.テラピア腸内優勢菌株の中には、血清感受性株も低抗性株も含まれていたが、病原性は両者とも認められなかった。
以上の結果から、Aeromonas病原株とVibrio病原株のLPS構造,血清感受性,溶血性,病原性との関連性が異なっており、病連性因子についてはさらに比較検討する必要がある。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 坂田泰造: 鹿児島大学水産学部紀要.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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