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農産物の加工および利用効率の向上を目的とした凍結粉砕システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 61560282
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 農業機械
研究機関九州大学

研究代表者

内田 進  九州大学, 農学部, 助手 (00038275)

研究分担者 村田 敏  九州大学, 農学部, 助教授 (30038187)
石橋 貞人  九州大学, 農学部, 教授 (50041588)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1987年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1986年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード凍結粉砕 / LNG冷熱 / 温度制御 / 農産物 / 穀類 / 大豆 / 液体窒素
研究概要

マイコンによる液体窒素噴霧冷凍装置を試作し, 穀類および大豆を冷凍し, その力学的特性および冷凍粉砕特性を調べた.
1.穀類および大豆の力学的特性: 材料を-20°Cから-120°Cまでの温度で冷凍し, 万能圧縮試験機を用いて, 0.7mmのプランジャで圧縮し, その時の圧縮力-変形曲線から破壊強度, 剛性度および破壊エネルギを求めた. これらのパラメータは含水率と温度に対して1%レベルの確率で有意であったことが明らかになった.
2.穀類および大豆の凍結粉砕特性: 力学的特性試験で使用した冷凍装置を改造し, 実験用ミルでは固定層で, ハンマーミルでは流動層で冷凍できるようにした. 粉砕大豆の粒径は粉砕機のスクリーンの大きさが小さくなるにつれて小さくなり, 一般的に平均粒径は冷凍温度が下がるにつれて小さくなる. この現象は実験用ミルで粉砕された材料においてはほとんど生じている. スクリーンのふるい目が大きいハンマーミルで粉砕された材料は実験用ミルで粉砕された材料に比べてよく微粉砕されているとは言えない. この2つのタイプのいずれの粉砕機でも, 材料毎に微粉砕される温度が存在した. 例えば, 実験用ミルでの平均粒径についてみると, 玄米で-80°C, トウモロコシで-100°C, 小麦で-120°Cおよび大豆で-60°Cとなった.
3.粉砕穀類からのでんぷん抽出性: 前述の粉砕機で粉砕した穀類からでんぷんの抽出性をでんぷん消化法で調べた. 低温で粉砕された材料ほど, グルコース量が多く抽出される傾向があり, 各材料に対する最大抽出量の温度は玄米で100°C, 小麦で-60°C, トウモロコシで-196°Cであった.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 内田進,石橋貞人: 第49回九州農業研究会講演要旨. 49. 61 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 内田進,石橋貞人: 第50回九州農業研究会講演要旨. 50. 55 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 内田進,石橋貞人: 第49回九州農業研究発表会. 49. 61 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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