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肉用牛の社会行動と産肉能力の関係

研究課題

研究課題/領域番号 61560313
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 畜産学(含草地学)
研究機関鹿児島大学

研究代表者

黒肥地 一郎  鹿大, 農学部, 教授 (30145461)

研究分担者 萬田 正治  鹿児島大学, 農学部, 助教授 (70048106)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード肉用牛 / 黒毛和種 / 褐毛和種 / 社会的順位 / 産肉能力 / 社会行動
研究概要

本研究では、群飼肥育牛の社会的順位が社会行動および産肉能力に及ぼす影響を明らかにするため、黒毛和種5群39頭、褐毛和種9群68頭を用いて検討した。その結果の概要は以下のとおりである。
群編成後、最上位牛と下位牛は直ちに決定したが、中位牛グループ間にはかなりの変動があり、これらの社会的順位が安定したのは約75時間(3日)後であった。闘争行動は時間の経過とともに減少し、採食行動は逆に増加の傾向を示した。また起立休息及び移動行動が減少するにつれて横臥休息は増加した。社会的順位と闘争行動の間には高い正の相関(γ=0.857)が認められたが、維持行動との間には有意な相関は認められなかった。社会的順位の長期間にわたる変化を観察したところ、最上位牛の順位には殆んど変化が認められなかったが、中〜下位牛グループには、その順位にかなりの変動が認められた。群編成時の日令や体格と社会的順位の間には有意な高い相関は認められず、これらの諸形質が社会的順位を決定する主要な要因とは成り得なかった。
社会的順位と産肉能力の関係については、黒毛和種においてDGと社会的順位の間には有意な正の相関(γ=0.527)が認められ、また枝肉量との間にも有意な正の相関(γ=0.687)が認められた。しかし褐毛和種においては社会的順位とこれらの産肉諸形質との間には有意な相関は認められず、品種による相違が判明した。また社会的順位と肉質の間には、両品種いずれも有意な相関は認められなかった。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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