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家畜の消化管免疫機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61560330
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学
研究機関北海道大学

研究代表者

橋本 善春  北海道大学, 獣医学部, 助教授 (20091481)

研究分担者 昆 泰寛  北海道大学, 獣医学部, 助手 (10178402)
北川 浩  北海道大学, 獣医学部, 助手 (40125307)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1987年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード免疫 / 家畜 / 消化管 / リンパ組織
研究概要

1.研究の概要、実施方法および経過等:ブタとニワトリについて、消化管付属リンパ組織の構築とそれに含まれる諸細胞の動態および免疫グロブリン(Igs)の胎盤内局在について以下により検討した。ブタでは空腸リンパ節内の動脈およびリンパ管の走行を節内におけるリンパ組織の分布と対応させながら観察し、併せて消化管内分泌細胞の分布とそれらの出現頻度を検索した。ニワトリでは上部消化管および気道に付属するリンパ組織の分化およびGlobule leucocytesの細胞傷害機構について検討した。
2.研究成果の概要:ブタ空腸リンパ節の動脈は梁柱の走行にあわせて分岐し、皮・髄質様組織内において毛細血管網を形成していた。輸出リンパ管は多くのものが輸出門からよりも輸入門周囲から派出しており、他種家畜のそれとは方向性と分布様式において異なっていた。ブタの消化管粘膜上皮内には計12種類の内分泌細胞が同定され、これらは幽門腺部,十二指腸部,直腸部に高頻度に出現する傾向がみとめられた。ニワトリ上部消化管壁には食道扁桃が、気道では膜性気管支部のリンパ小節群が孵化後によく発達し、IgG,IgA含有細胞やGlobule leucocytesも出現していたことから、当該部位はニワトリの粘膜を介する免疫防御機構の中で重要と考えられた。
3.研究成果の今後の活用等:本研究で得られた結果を以下の研究に活用する。1)家畜の消化管付属リンパ組織とリンパ節間の細胞交通様式、2)家畜胎仔の消化管分化・発達にともなう内分泌細胞の関与、3)家禽粘膜免疫機構におけるT・B細胞の関与、4)魚類免疫機構の細胞構築。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] ARAI,N.: Japanese Journal of Veterinary Science. 49. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] HOSHI,N.: Japanese Journal of Veterinary Science. 49. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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