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ウシ・リンパ球分化抗原に対する単クローン抗体の作製

研究課題

研究課題/領域番号 61560348
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学
研究機関北里大学

研究代表者

小山 弘之  北里大, 獣医畜産学部, 助教授 (00072372)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードモノクローナル抗体 / ウシリンパ球 / 成牛型白血病
研究概要

ウシの免疫学を理解することは感染症の予防・発病機序を知る上で極めて大切であるが、免疫担当細胞の主役であるT.Bリンパ球の測定法すら確立されていないのが現状である。我々は過去、数年間にウシT・Bリンパ球測定法について一応の成果を報告してきた。その後、マウスやヒトで成功しているようなモノクローナル抗体によるリンパ球測定法の確立をウシに応用すべく研究を進めてきた。以下現在までに得られた成果を箇条書とする。
1.T.Bリンパ球,単球,好中球,好塩基球の各々はかなりの精度で分離が可能となり、免疫原としての使用や作出モノクローナル抗体の特異性の検討に利用された。
2.成牛型白血病腫瘍由来樹立細胞を現在7株作出し、これをモノクローナル抗体作出の免疫原と作出抗体の特異性に利用した。
3.現在までに得られたモノクローナル抗体は(1)〜(6)の性状を有する。
(1)Bリンパ球の全てと単球を認識する抗体を2株
(2)Bリンパ球の約80%を認識する抗体を1株
(3)胸腺皮質部の幼若Tリンパ球を認識し、他の末梢Tリンパ球と無反応な抗体を1株
(4)Tリンパ球の全てと単球および好虫球を認識する抗体を1株
(5)TとBリンパ球の両方を種々な程度に認識する抗体を3株
(6)正常なBリンパ球とは無反応で成牛型白血病腫瘍細胞とのみ反応する抗体を2株
4.現在までの研究で、Bリンパ球の測定は可能となり確立されたと思う。一方、Tリンパ球のヘルパーやサイトトキシック細胞を特異的に検出しうる抗体の作出は今後に残された。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hiroyuki Koyama: Jpn.J.Vet.Sci.,.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Satoshi Kunita: Vet.Immunol.and Immunopathol.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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