研究課題/領域番号 |
61570004
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
永野 俊雄 千葉大, 医学部, 教授 (60009082)
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研究分担者 |
前川 真見子 千葉大, 医学部, 助手 (20181571)
外山 芳郎 千葉大, 医学部, 講師 (70009637)
豊田 二美枝 (鈴木 二美枝) 千葉大, 医学部, 助教授 (60009751)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1986年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | Organ culture of seminiferous tubule / Sertoli cell / monoclonal abtibodies to mouse spermatogenic cells / chimera mouse spermatogenesis / 精細胞器官培養 / セルトリ細胞 / 造精細胞の単クローン抗体 / キメラマウスの精子形成 / 膜のコレステロール分布 / 抗精子細胞単クローン抗体 / ライディク細胞 / ステロールの精子細胞膜系の分布 / Steelローカス / キメラ胚 / 精祖細胞のin vitroの分化 / セルトリ細胞間結合装置 / 精巣間質細胞 / 精子成熟 / 精細管培養 |
研究概要 |
実験停留精巣を作り、セルトリ細胞と精祖細胞のみからなる精細管を器官培養した。その結果は、精巣細胞は精母細胞の減数分裂前期まで分化するがそれ以上は進行しなかった。今後は2重空培養で、セルトリ細胞の層を上面と下面を別の培地つけて、その腔側に造精細胞をおけば減数分裂後の分化が進行するかも知れない。この場合セルトリ細胞の結合装置は培養中常に保持されていることがわかった。 マウス造精細胞を抗原として、単クローン抗体を作った。その抗体は精子細胞と精子中片を認識するほかに、熱ショックタン白と関係があることがわかった。この抗体を使って、精母細胞、精子細胞になってから発現するタン白があることがわかった。 マウス突然変異系のうちSl系は、その原子生殖細胞は存在するが、その分化が中断し、無精子症となることがしられている。そのマウスのSlの受精卵でキメラを作り、皮フの色等から明らかにSl/Sl^d←→+/+のマウスを得た。この雄マウスは可妊でありその子マウスもえられた。この精巣は、その精細管が精子形成部と精子無形成部とのモザイクを示した。このことはセルトリ細胞のうちSl由来と+/+由来のものがキメラ状になって混じているが、精細管は明らかに形成部と無形成部とドメインを作っていた。 精巣と体通過にともなう精子膜の分布変化とコレステロール分布変化をレプリカ法でしらべ、ラット、ハムスター等で比較研究した。卵細胞と受精の際と融合といわれている先体後部の細胞膜には、コレステロールがほとんどないことがわかった。 精細胞器官培養/セルトリ細胞/造精細胞の単クローン抗体/キメラマウスの精子形成/膜のコレステロール分布
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