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オピオイドペプチドの不活性化酵素に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61570112
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 薬理学一般
研究機関東海大学

研究代表者

岡 哲雄  東海大, 医学部, 教授 (40055976)

研究分担者 石塚 善久  東海大学, 医学部, 助手 (40183165)
坂本 順司  東海大学, 医学部, 助手 (80175364)
松宮 輝彦  東海大学, 医学部, 助教授 (20056203)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードオピオイドペプチド / ペプチダーゼ / オピオイド受容体 / ペプチダーゼ阻害剤
研究概要

モルモット回腸(GPI)ならびにマウス輸精管(MVD)などの摘出標本において、エンケファリン(Tyr-Gly-Gly-Phe-Metor-Leu)(MEorLE)は、アマスタチン感受性アミノペプチダーゼ(AsA),ホスホラミドン感受性エンドペプチダーゼ-24.11(PsE)ならびにカプトプリル感受性ペプチジルジペプチダーゼA(CsP)などの酵素により不活性化されること、ならびに、これら3種類の不活性化酵素は、いずれもオピオイド受容体の極めて近くに存在することなどを当該年度以前に見い出し報告した。
当該年度では、1.GPIならびにMVDなどと同様に、摘出ラット輸精管標本(RVD)においても、MEはAsA,PsEならびにCsPなどにより不活性化されることを明らかにして報告した(Cui et al.,Japan,J.Phormacol,42:43-49,1986)。また、2.モルモットの線条体ならびに回腸などの粗膜標本において、MEはAsA,PsEならびにCsPなどのみで加水分解されることを明らかにして報告した(Hiranuma et al.,Japan.J.Pharmacol.,41:437-446,1986)。さらに、3.3種類のペプチダーゼ阻害剤を併用すると、ミューならびにデルタなどの受容体における効力の大きさの順位は、ME>LE>β-エンドルフィン(β-End)であることを明らかにした。これは、従来報告されていて、よく知られているペプチダーゼ阻害剤非存在下での効力の順位と異なるものである。なお、RVDにおいては、β-Endはエプシロン受容体に仂くとされているが、MEならびにLEなどは、どのタイプのオピオイド受容体に仂くか明らかにできなかった。RVDにおけるペプチダーゼ阻害剤存在下での効力の大きさの順位は、β-End>ME>LEであった。(Kuno et al.,Japan.J.Pharmacol.,41:273-281,1986)。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Yoshiki KUNO et al.: Japan.J.Pharmacol.41. 273-281 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Toyokazu HIRANUMA et al.: Japan.J.Pharmacol.41. 437-446 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Suying CUI et al.: Japan.J.Pharmacol.42. 43-49 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 岡哲雄 他: 生体の科学. 37. 575-581 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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