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B型胞由来B細胞分化誘導因子(B-BCDF)の遺伝子クローニング

研究課題

研究課題/領域番号 61570238
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関大阪大学

研究代表者

吉崎 和幸  阪大, 医学部, 助手 (90144485)

研究分担者 中山 建男  宮崎医科大学, 生化学, 助教授 (60031712)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードB細胞由来 / B細胞分化因子 / リンフォカイン / BSF-2 / IL-1α / B細胞分化機構 / 遺伝子解析
研究概要

1.B細胞由来B細胞分化因子産生細胞CDNAライブラリーの作成.ヒトB細胞株(CESS)のB-BCD産生クローン5X【10^9】個よりmRNAを得、SSDNA作成後、0.6〜25KbのサイズのものをαsDNAとした後、EcoRI部で入gt10ファージライブラリーを作成した。cDNA量で10ngあたり20万個のプラークを産生させることができた。一方B-BCDF産生細胞培養上清、100lよりゲル濾過、クロマトファーカシング、イオン交換、逆相クロマトグラフィーを経て活性タン白を単離した。N末端ブロックのため、トリプシンによる部分分解をし4種のペプチドを得た。このペプチドに対する合成ヌクレオチド、14mer(3種)17mer(1種)を合成した。現在これらをプローブとして前述のライブラリーより候補cDNAを検索中である。なお昨年行った、pBR-322ライブラリーを使用したHybridigation-translation assayによる候補cDNAの選別は出きなかった。
2.B-BCDF分画中の免疫調節因子の存在。部分精製B-BCDF分画とBSF-2とはその活性が類似している。そのため抗BSF-2抗体を用いて中和実験を行った所、B-BCDF分画中のBCDF活性の大部分が中和され、B-BCDF分画にBSF-2が含まれていることがわかった。しかし不完全のため、他の因子の存在は否定できない。BSF-2の存在はBSF-2cDNAがCESSmRNAとHybridyeすることでも証明できた。次にB-BCDF分画はT細胞のIL-2受容体を誘導する作用があることがわかったが、BSF-2は誘導能はあるがわずかであった。そのため、他の因子の存在が示唆され、抗IL-1α抗体を用いた中和実験とCESSmRNA中のIL-1αmRNA存在とでIL-1αの存在が証明された。この両者の共同作用によりIL-2受容体の強い発現誘導が生じた。即ちB-BCDF分画中には少くともBSF-2とIL-1αが存在することがわかった。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 吉崎和幸: J.Immunology.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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