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磁場による生体影響に関する細胞遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61570271
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学
研究機関山梨医科大学

研究代表者

飯島 純夫  山梨医大, 医学部, 助教授 (70114361)

研究分担者 竹下 達也  山梨医科大学, 保健学II教室, 助手 (20150310)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード磁場 / 姉妹染色分体交換(SCE) / エチルメタンサルフォン酸 / ダウン症
研究概要

磁場の生体への影響についてヒトリンパ球を用いてin vitroで細胞遺伝学的見地から検討を行った。(【CO_2】incubator,顕徴鏡を下記いずれの場合にも使用)
磁場による染色体姉妹染色分体変換(SCE)の誘発性の検討:
健常な成人男子より採血した全血を、Go期に1.4Teの実験用NMRに暴露させSCEの誘発を検討した。また、99KG(0.99Te)の永久磁石に培養時間中(72hr)暴露させた群も構成し、磁場によるSCEの誘発性の有無について検討した。その結果、両方の実験ともにSCEについては対照(非暴露)との間に有意な差は認められなかった。
磁場と既知変異原物質との複合影響について(SCEを指標として):既知変異原としてはEMS(エチルメタンサルフォン酸)を用いた。健常男子より採血した全血を培養液に加え、EMSを0,25,50,100μg/ml添加した4群を構成した。磁場としては9.9KGの永久磁石を用い72時間の全培養時間中暴露を行なった。その結果、EMS0(μg/ml)では非暴露群
7.74±0.59,暴露群8.82±1.02,EMS25(μg/ml)では非暴露群10.43±0.69,暴露群14.25±2.11,EMS50(μg/ml)では非暴露群15.40±0.94,暴露群
16.00±1.49,EMS(100μg/ml)では非暴露群18.75±2.16,暴露群20.80±0.90,でいずれの場合にも磁場暴露群で高い値となったが、両群間に有意差はなかった。
ダウン症由来培養リンパ球でのSCEの誘発性の検討:
ダウン症由来培養リンパ球を用いて(2)と同様の検討を行ったところ、非暴露群と暴露群とで有意な差は認められなかった。
細胞分裂動態についての検討:
細胞分裂動態には上記のいずれの場合にも差は認められなかった。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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