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運動中のラットの呼吸, 循環機能に及ぼす大気汚染物質の影響とその成因の解明

研究課題

研究課題/領域番号 61570282
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学
研究機関国立公衆衛生院

研究代表者

横山 栄二  国立公衆衛生院, 労働衛生学部, 部長 (60077188)

研究分担者 内山 巌雄  国立公衆衛生院, 労働衛生学部, 室長 (20151897)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1987年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1986年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードラット / 心拍数 / 血圧 / 硫酸アトロピン / 塩酸プロプラノロール / オゾン / 運動 / 呼吸機能 / 循環機能 / 大気汚染物質
研究概要

オゾン急性暴露による, ラットの心拍数, 血圧の減少メカニズムを解明する目的で, 自律神経系の役割を検討した.
10週令雄Wister系ラットを用い, 昨年度と同様の方法で, 心電図電極, 血圧カテーテルを留置し, さらに, 腹腔内にカテーテルを留置した. 室内空気, または1ppmO_3に, 暴露開始後 2時間目に, 腹腔内に, 迷走神経遮断剤として硫酸アトロピン2mg/kg体重, 交感神経β受容体遮断剤として塩酸プロプラノロール8mg/kg体重を投与し, 心拍数, 血圧の経時変化を記録した. しかして各薬剤投与に対する心拍数の反応の組合せより, 交感神経, 副交感神経の緊張度を求めた.
アトロピンを投与すると, オゾン暴露により減少した心拍数および血圧は, 急激に上昇し, 投与20分後には, ほとんど暴露前の値に戻った(246±18/分→410±38/分). また, 空気暴露のラットの心拍数はアトロピン投与により, 368±28/分→432±27/分となった. プロプラノロール投与により, オゾン暴露中ラットの心拍数は, 242±28/分から, 209±28/分と減少し, 血圧はほとんど変化しなかった. 空気暴露ラットの心拍数は, 374±47/分から309±24/分と大きく減少し, 血圧は上昇した. 以上から計算すると, オゾン暴露によるラットの交感神経緊張度は50.6%に低下し, 副交感神経緊張度は, 249%と大きく上昇し, オゾン急性暴露による心拍数の減少の主な原因は, 副交感神経の刺激によるが, 交感神経の抑制も加味されていると考えられる.

報告書

(2件)
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Iwao Uchiyama: Environ.Res.41. 529-537 (1986)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] I.Uchiyama;Y.Shimomura;E.Yokoyama: Environmental Research. 41. 529-537 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] I.Uchiyama;E.Yokoyama: Environmental Research.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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