• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

実験動物の導入による皮膚紋理の発生と遺伝の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61570287
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

岡嶋 道夫  医科歯科大, 医学部, 教授 (00014035)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1986年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード皮膚紋理 / 遺伝 / 発生 / ラット / 近交系
研究概要

本研究の特色は、皮膚紋理の研究にラットを実験動物として世界で初めて導入したことにある。この領域は今まで実験的研究が不可能と考えられていたので、これによって新しい研究展開が期待され、現に以下のような研究を進展させている。
1.皮膚紋理の遺伝の様式:近交系のラットは特有な紋理を有することが分ったので、国立遺伝学研究所から譲渡されたNIGとACIの2系統を交配させ、今までに250頭の個体を作り、遺伝の様子を調べている。
2.発生の機序を調べるため、上記2系統の交配と同時に種々の日齢の胎児を作成しているが、これは後日組織標本に作成し、三次元画像解析で肉球の発達と紋理との関係を詳しく分析することになっている。
3.国立遺伝学研究所でr-線照射によって作り出した染色体異常のラットの皮膚紋理を検査しているが、極めて特異な変化がその一部に発見され、ヒトの染色体異常にしばしば見られる皮膚紋理異常のモデルになる可能性も考えられるようになった。このラットを作成した研究者が死亡したため、当方で系統保存をしなければならぬ状況になった。
以上の研究のために清耗品費として感光材料、試薬、動物飼料を購入した。
4.設備備品費として購入した画像解析装置は、発生の研究に使用するが、現在はその基礎になる検査方法などについて検討を加えているが、この装置はコンピュータとしても使用できるので、画像解析のみならず、各種のデータの保存、分析に応用し、今までに得られた各種の基礎データを登録したり、グラフの作成や分析、論文の作成に利用することによって、研究が著しく効率化した。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Okajima,M.: J.Heredity. 77. 169-174 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Okajima,M.: Jpn.J.Human Genet.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi