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In Situ Hybridizationによる肝炎ウイルスおよび発癌遺伝子同定:小さな肝細胞癌における検索

研究課題

研究課題/領域番号 61570326
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関千葉大学

研究代表者

伊藤 よしみ  千葉大学, 医学部, 助手 (70159929)

研究分担者 奥田 邦雄  千葉大学, 名誉教授 (40009519)
今関 文夫  千葉大学, 医学部, 医員
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1987年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードIn Situ Hybridization / 細小肝癌 / 発癌遺伝子 / HBV DNA / 点変異 / 合成 DNA / In situ hybridization法
研究概要

小さな肝癌生検材料でrasおよびmycの発癌遺伝子の発現の同定を行うには, In situ Hybridizationが適しているが, 実際にこの方法での検索は少く, 最初に予備実験として再生肝における発癌遺伝子の発現について検査したこの実験の結果In situ Hybridization法によっても発癌遺伝子の発現の検索は可能となった. 次に小さな肝癌についてrasおよびmycの発癌遺伝子について検索すると生検例中明らかな癌にはras遺伝子の発現の増加を見たが, hyperplastic noduleの例では発癌遺伝子の発現の増加は見られなかった.
肝癌部での発癌遺伝子とウイルス(HBV)DNAの組み込みとの相関をみるため, HBVの全DNAプローブの他にsubgenomicプローブ(S-gene, C-gene, X-geneのそれぞれの領域とのみ結合するプローブ)を作製した. これらのプローブを用いて検索した結果では肝癌部において発癌遺伝子発現とHBV-DNA組み込みとの相関はみられなかった.
肝癌部でのras遺伝子の点変異(one point mutation)を検索するため, 正常ras遺伝子DNA及び, 点変異ras遺伝子DNAを合成し, これらをプローブとして検索した結果, 肝癌部ではras遺伝子の点変異が明確に生じているとは言えなかった. しかしながら大腸癌ではras遺伝子DNAの12番目又は13番目に点変異が生じていることが認められた.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 森順子: 肝臓. 27. 1418-1423 (1986)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小俣政男: 日本消化器病学会誌.

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 森順子: 肝臓. 27. 1418-1423 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 小俣政男: 肝臓.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 小俣政男: 肝臓.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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