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培養伊東細胞のコラーゲン生成能に関する形態学的変化

研究課題

研究課題/領域番号 61570346
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関愛媛大学

研究代表者

木村 洸  愛媛大, 医学部, 助手 (30142243)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード培養伊東細胞 / コラーゲン生成能 / 電子顕微鏡的観察 / 肝内線維化
研究概要

伊東細胞は、「移行型」へと変化して、肝実質内での主たる線維形成細胞の役割を果たすと考えられている。しかし初代培養ででは、伊東細胞の純度の高い材料を得ることが難しく、実際に伊東細胞が移行型に変化するのか、未だに不明である。筆者は、粗精製材料において、伊東細胞へと変化させることに主眼をおいて、伊東細胞のもとの性質が保持される短期培養細胞に、種々の刺激剤の投与により、移行型への変化の程度および頻度に注目して、伊東細胞のコラーゲン生成能を明らかにすることを意図した。
(方法)1.Sprague-Dawley雄性ラット、体重400〜500gを用い、Belly and Friendの方法で、肝実質細胞と非実質細胞に分け、後者をKnockの方法の第1段階までの手技にて、伊東細胞の豊富な分画を得た。2.細胞数1×【10^6】個1mlで10%仔牛血清加WilliamsE培養液中で培養、4日目以降の培養液中に、(1)乳酸、(2)メソトレキセイト、(3)エタノールを混合し、14日目まで培養した。3.前後でサンプルをとり、電顕観察し、また、抗デスミン抗体によるPAP染色を行ない、伊東細胞の純度を算出した。
(結果)得られた伊東細胞の純度は、49〜76%であり、伊東細胞の密度は、4.9〜7.6×【10^5】個/mlとなった。14日目まで毎実験観察したが、コントロール群を含め、いずれの群でもconfluentには、ならなかった。培養3日目には、伊東細胞は明調化し、核は丸〜ワラジ型になり、核小体も明瞭化かつ複数化し、脂肪滴は細分化また減少傾向を示し、RERは開大傾向を示し、細胞周囲にマイクロフィラメント層が出現した。刺激薬剤投与群とコントロール群とに明瞭な定性的な差は認めえなかった。今後は、モルフォメトソを用いた定量的な検討や、プロコプの方法によるヒドロキシプロリンの生成量測定を行なう予定である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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