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人組織中のceramidase活性測定用蛍光標識基質の合成とその臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 61570454
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関京都大学

研究代表者

百井 享  京大, 医学部, 講師 (20111966)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードセラミダーゼ / 螢光標識基質 / ファーバー病
研究概要

1.[【^(14)C】]標識セラミドによる人白血球セラミダーゼ活性の測定。
[【^(14)C】]標識脂肪酸としてラウリル酸(L)とオレイン酸(O)を用い、Hammerstoomの方法によりスフィンゴシンと縮合させた。人白血球は、Oスフィンゴシンに対してpH4.0と8.5の二点に頂値を有するpH活性曲線が得られたが、Lスフィンゴシンは酸性にのみ活性が得られ、活性値はOスフィンゴシンに対する酸性セラミダーゼ活性の10倍であった。白血球は培養線維芽細胞の3.3〜3.5倍の活性を示した。ファーバー病患児白血球を検討する機会を得ていないが、Lスフィンゴシンは[【^(14)C】]標識基質としては白血球にも有用と考えられた。
2.螢光標識セラミドの合成。
11-(9-Anthooyloxy)undecanoic acid(AUA)と12-(N-mothyl-N-(7-nitrobenz-2-oxa-1,3-diazol-4-yl))aminododecanoic acid(MNADA)を用い、1と同様にスフィンゴシンと縮合させた。
(1)AUAスフィンゴシン。 合成後薄層クロマトグラフィーで2回精製した。乾燥後冷凍保存、クロロホルム溶液,クロロホルムメタノール溶液,エーテル溶液のいずれも分解が早く以後の検討に耐えなかった。
(2)MNADAスフィンゴシン。 精製後クロロホルムメタノール溶液中で安定であった。メタノリシス後のスフィンゴシン分画のガスクロマトグラフィーによる検討で一部不純物の混在を認めた。人白血球セラミダーゼ活性を測定したところ親和性が低く、基質としての有用性に疑問があった。
3.今後の研究課題。
天然物質と構造の異なるセラミドを使用する場合、セラミダーゼとの親和性の高い物質を選択する必要があり、他の螢光物質で標識した長鎖脂肪酸を用いてセラミドを合成し検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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