研究課題/領域番号 |
61570478
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
吉岡 加寿夫 近畿大学, 医学部小児科, 講師 (60111035)
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研究分担者 |
井碩 孝博 近畿大学, 医学部小児科, 助手 (30176250)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1987年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 系球体基底膜 / 尿細管管基底膜 / 肺胞基底膜 / 抗胞基底膜抗体 / 肺出血 / レクチン / 尿細管基底膜 / 抗基底膜抗体 / 基底膜 / ELISA |
研究概要 |
ヒトの腎炎のなかで、腎基底膜が抗原となって発病する二つの腎炎、 (1) 抗系球体基底膜 (抗GBM) 型腎炎 (時に、肺出血を合併する) 、と (2) 抗尿細管基底膜 (抗TBM) 型腎炎、とにおける対応抗原の研究かつ以下のことが明らかになった。 1.ヒト抗GBM抗体と反応する肺胞基底膜 (ABM) 中の抗原物質の分析 この抗原物質、以下 Goodpasture (GP) 抗原と呼ぶ、はヒト正常ABMをコラゲナーゼで消化することによって可溶化され、分子量22-28ΚD、40ΚDで、monomer-dimer構造をとり、算電点8以上と強い塩基性を有する。Inhibition FLISAの成績から、ABM中のGP抗原もGPM中のそれと同じくIV型CollagenのNC〓Domein上に存在すると考えられる。正常ヒトABM中のGP抗原にはHeterogeneityがあり、また、抗GBM抗体とABM中のGP抗原の反応は抗体のAffnityによって影響され、これらが抗GBM型腎炎での肺出血の出現の有無と関連していると考えられる。 2.ヒト抗TBM抗体の対応抗原の分析 この抗原物質は、正常ヒトTBMをコレゲナーゼ消化することにより可溶可され、分子量54ΚD、48ΚDで、算電点はおのおの7-8、65-7であった。ヒト抗TBM抗体とTBMとの反応を連続切片上で観察すると、この反応はRicinus communis agglutinin I (Galactaseを含む糖鎖と結合するレクチン) によってブロックされた。また、ゲルシ過、イオン交換カラム、レクチン・カラム、逆〓カラム順に通すことによって、54ΚDの抗原物質を分離・精製することができた。
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