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モノクローナル抗体およびレクチンによる甲状腺癌の放射免疫検出法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61570504
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関金沢大学

研究代表者

油野 民雄  金沢大, 医学部, 講師 (30019963)

研究分担者 小泉 潔  金沢大学, 医学部, 助手 (80135079)
安東 醇  金沢大学, 医療技術短期大学部, 教授 (50019915)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードモノクローナル抗体 / レクチン / 甲状腺癌 / 放射免疫検出法 / 大腸癌 / 【^(123)I】-IMP / 腫瘍イメージング
研究概要

1.研究目的金沢大学癌研究所病態生理部と、研究者らの所属する金沢大学核医学教室で共同開発した申状腺癌に特異的に反応するモノクローナル抗体、および細胞膜上糖質の一定構造(Thomsen-Friedenreich抗原)と特異的に結合することを特微とするピーナツレクチンを用い、RIと標識後、動物およびヒト甲状腺癌組織培養細胞、ならびにヒト甲状腺癌移植ヌードマウスを用いた癌組織への集積の比較検討を試みた。以上の検討結果から、甲状腺癌の検出にモノクローナル抗体とレクチンのいづれが有効かを明らかにして、ヒト甲状腺癌の放射免疫イメージングによる診断および放射線治療への応用を計ることを目的とした。
2.研究成果の概要
(1)培養化されたヒト甲状腺腺乳頭癌の膜抗原に対して作製された種々のモノクローナル抗体のうち、より特異性の高いKTC-3(IgM抗体)を研究に用いた。KTC-3とRIの標識は、放射性ヨード【^(125)I】,【^(131)I】と【^(111)In】とで行ったが、このうちヨード漂識はヨードゲン法で、【^(111)In】漂識はDTPAを介して検討した。いづれの場合でも、腫瘍への集積(甲状腺癌培養細胞への結合率、ヌードマウス移植甲状腺癌への集積性の検討)は極めて高く、ヒト甲状腺癌への診断および治療に十分応用しうる可能性が示された。(2)レクチンとRIの標識は、ヨードゲン法による放射性ヨードで試みたが、モノクローナル抗体の場合と同様、腫瘍への集積は高く十分診断に応用しうる可能性が示されたが、賢集積性が極めて高いため、治療応用には問題が残った。(3)その他今回の研究に関連づけて、大腸癌に対するモノクローナル抗体および【^(123)I】-IMPを用いた腫瘍イメージングの検討でも、少なからぬ成果が得られた。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 小泉潔 他: 核医学. 23. 1291 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 川畑鈴佳 他: 核医学. 23. 1289 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 川畑鈴佳 他: 核医学. 23. 1613-1617 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 小泉潔 他: 日本医学放射線学会雑誌. 47. 225 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺直人: 十全医学会雑誌.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 川畑鈴佳: 核医学.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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