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AIDSウイルスに対するモノクローナル抗体の作製とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 61570596
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関久留米大学

研究代表者

佐川 公矯  久留米大, 医学部, 講師 (20140650)

研究分担者 服部 俊夫  熊本大学, 医学部第2内科学講座, 講師 (30172935)
横山 三男  久留米大学, 医学部免疫学講座, 教授 (90140649)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードAIDS / AIDSウイルス / HIV / モノクローナル抗体 / gag遺伝子産物 / HIVのcore protein / VAK4 / VAK5
研究概要

1.組織培養によって得られたAIDSウイルス(human immunodeficiency virus;HIV)を、溶剤によってdisruptu、その可溶性蛋白を抗原として、マウス-マウスの細胞融合技術を応用して、HIVに対するモノクローナル抗体を作製した。5種類のモノクローナル抗体が得られ、、それぞれ、VAK1,VAK2,VAK3,VAK4,およびVAK5と命名した。
2.VAK3,VAK4およびVAK5抗体が認識する抗原分子は、HIVのgag遺伝子産物で、HIVのcore proteinであるP24KDの蛋白であることが、Western blotting法によって確認された。
3.これら3種類のanti-P24の抗体は、抗原に対する結合をお互いに阻止しあうことがEIA法によって証明され、これらの抗体がP24蛋白分子の上の同一が極めて近接した抗原決定基を認識することが示唆された。
4.VAK3,VAK4およびVAK5抗体は、HIVのP24とのみ反応し、HIVに対する特異性が高いことが確認された。
5.蛍光抗体法によって、HIV感染細胞を容易に同定できることも確認できた。
6.血友病患者の末梢血中のリンパ球を短期培養し、上記のanti-P24のモノクローナル抗体を使用した蛍光抗体法で検討すると、症例によっては、約5%の陽性細胞が同定された。しかし、陰性コントロールとの差が少く、陽性率を増幅する培養システムの開発が必要であると考えられた。そして、改良システムが開発できれば、HIV抗原を直接同定できることになり、HIV保有者の活動度を測定できることにも結びつけられるだろう。
7.なお、VAK1およびVAK2は、HIVが感染している細胞採の細胞膜の蛋白であるP68KDおよびP28KDを認織するモノクローナル抗体であることが確認された。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 佐川公矯: 日本臨床. 44. 2169-2176 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Toshio,Hattori: Jpn J Cancer Res. 78. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Kimitaka,Sagawa: "Leucocyte Typing【III】" Oxford University Press, (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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