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悪性腫瘍に対するphotoradiation therapyの基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61570632
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関筑波大学

研究代表者

高瀬 靖広  筑大, 臨床医学系, 講師 (50075339)

研究分担者 折居 和雄  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (30160948)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード光感受性物質 / eosin yellow / photoradiation therapy
研究概要

Eosin Yellow(eosin Y)を光感受性物質とし、アルゴンレーザー光を励起光として用いるphotoradiation therapy(PRT)について検討した。
1基礎的研究
1)Eosin Yを光感受性物質とするPRTの殺細胞効果の実験的検討
(1)検討方法:ラット(ドンリュウ系,male,6週令)の背側部皮下に移植腫瘍AH-130を5×【10^6】個注入し、移植8日目に各ラット腹腔内にeosin Yを100mg/kg注入、6時間後に移植腫瘍に対して波長514.5nm,出力200mwのアルゴンレーザー光線(NEC社、型GLG3300)を3分間腫瘍内に照射した。治療効果判定は、レーザー光照射後1日、3日、5日、7日、9日、11日目に腫瘍径を計測して腫瘍容積(【長径^2】×短径)を算出して、その変化から行なった。各群の実験動物数は6匹である。
(2)結果:Eosin Y投与レーザー光照射後1日目、および3日目にPRTによる治療効果がみとめられた(P<0.05)。また、eosin Y投与レーザー光照射による治療効果は、摘出標本の組織学的所見からも裏付けられた。
2)Eosin Yによる悪性腫瘍組織の螢光の客観的判定
ICR系マウス(雌.5-8週令)の側腹部皮下に移植腫瘍S-180を5×【10^6】/mouseを注入し、移植腫瘍が径5-7mmに成長した時点でeosin Yを投与し螢光観察を行なった。その結果、腫瘍の螢光は距離15cmから、波長514.5nmのアルゴンレーザー光を出力400mwで照射することにより可能であった。
2.臨床応用食道癌症例12例に対して、eosin YによるPRTを応用した腫瘍の肉眼的診断を試みた。その結果、手術48時間前にeosin Yを投与することにより、摘出標本における癌組織の有無の判定が肉眼的に可能であった。判定率は原発巣100%、転移リンパ節94.4%である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 高瀬靖広: 消化器外科. 10. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Yasuhiro Takase: Surgery,Gynecology and Obstetrics.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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