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骨軟骨石灰化調節物質に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61570719
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関九州大学

研究代表者

江口 正雄  九大, 医学部, 助教授 (60037405)

研究分担者 柴田 堅一郎  九州大学, 医学部, 助手 (60154241)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードEHDP / くる病 / 成長軟骨 / カルシトニン / 活性型ビタミンD / Diltiazem / 石灰化 / イミダゾール
研究概要

カルシウム調節物質として知られている薬物が骨軟骨の石灰化,骨形成,骨吸収にどのような影響を与えるかについて実験的研究を行なった。実験動物はFisher344及びWistar-KingAめすラットとし、EHDP(Ethane-1-hydroxy,1-1-diphosphonate)で誘発されるくる病モデル及びTalcum(珪酸マグネシウム)投与で発生する骨萎縮性病変の骨粗鬆症モデルを用いて実験を行なった。その結果をActa Endacrinologica,International Orthopaedics等に発表した。結果の概要は以下の通りである。
1.EHDPくる病モデルにおいて、石灰化が障害された成長軟骨には活性型ビタミンD(1,25【(OH)_2】【D_3】)及びcalcitonin投与によって石灰化の促進効果がみられた。これら両薬剤の石灰化促進効果発現機構の異同を検討したところその機構が異なることが明らかにされた。
2.EHDPくる病モデルにおけるCalcitoninの石灰化促進機序を明らかにする目的で、Ca拮抗薬の1つであるDiltiazemの併用投与を行なって石灰化促進効果に対する影響を調べた。この結果Calcitoninによって促進される石灰沈着効果はDiltiazemの併用投与により、用量依存的に抑制されることが明らかにされた。この結果は本実験系におけるCalcitoninの石灰沈着促進効果発現のためには成長軟骨細胞内におけるカルシウムイオンの濃度が重要な役割を果している可能性を示唆した。
3.EHDPくる病モデルにおいて、ラットにおける血清Ca低下作用をもつと報告されているImidazole,2-Thiophene carboxylicacid,WR2721の3薬剤が、本モデルにおけるCalcitonin投与と類似した石灰沈着促進作用を示すことが明らかにされた。
4.Talcumの投与で誘発される骨萎縮性病変がEHDP投与によって抑制されることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 江口正雄: Acta Endocrinologica. 113. 73-81 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 江口正雄: International Orthopaedics. 11. (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 川村秀哉: 整形外科と災害外科. 35. 345-350 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 江口正雄: 日本整形外科学会雑誌.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 柴田堅一郎: 日本整形外科学会雑誌.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 川村秀哉: 日本整形外科学会雑誌.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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