• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ヒト胎盤蛋白ホルモンならびに癌遺伝子の制御機構からみた繊毛の文化と癌化

研究課題

研究課題/領域番号 61570795
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関神戸大学

研究代表者

保科 真  神戸大学, 医学部, 助手 (30116248)

研究分担者 丸尾 猛  神戸大学, 医学部付属病院, 講師 (60135811)
望月 真人 (望月 眞人)  神戸大学, 医学部, 教授 (80030922)
研究期間 (年度) 1986 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1987年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1986年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード胎盤蛋白 / 癌遺伝子 / 繊毛癌 / Molecular Hybridization / 免疫組織化学 / 胎盤蛋白ホルモン / 遺伝子発現 / シトシン塩基のメチル化 / 相補性DNA / 単クローン抗体
研究概要

絨毛癌は絨毛が悪性変化をとげて発症する, 極めて転移性の高い悪性腫瘍である. この絨毛癌は胞状奇胎娩出後に発症する頻度が高いため, 胞状奇胎娩出後は慎重な経過観察, 特にhCGの低単位測定によるフォローアップが必要である. つまり, 胞状奇胎トロホブラストは正常絨毛トロホブラストに比較してより高い発癌性を示す. したがって, 各種病態のトロホブラストから抽出したRNA中の種々な蛋白や癌遺伝子産物の発現状況を比較検討すれば絨毛の発癌過程を明らかにできるはずである.
われわれは, 各種の病態からのRNAを抽出した. 特に胞状奇胎からは未だ有効なRNAを抽出したとの報告を知らないが, われわれは10例の胞状奇胎組織からRNAを抽出し, 明らかにその発現が知られているhcGxの相補性DNAを用いて, Dot HybridizationならびにNorthern Blot Hybridizationにより抽出RNAの生化学的活性を確認した. これらのRNAを用いて, 今後, bCG, bPL, Alkarine Phosphataseなどの胎盤蛋白の腫瘍性変異を検討する.
次に, これらのRNAに発現された各種, 癌遺伝子の発現態度を比較し, 悪性変更との関連を比較する. また, 免疫組織学的手法を用いて, 該当する癌遺伝子産物の出現態度を検討し, 核酸レベルの発現態度と蛋白レベルの発現態度を比較し, 病態の予後との関連性を明らかにしたい.

報告書

(2件)
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (13件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (13件)

  • [文献書誌] 保科眞, 望月真人: Oncology & Chemotherapy. 3. 276-283 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 保科眞: 臨床婦人科産科. 40. 511-515 (1986)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 望月真人, 保科眞: 日産婦誌. 37. 1949-1954 (1985)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 房正規, 保科眞, 望月真人: 日産婦誌. 39. 2144-2150 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 保科眞他: 臨婦産. 3. 276-283 / (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Hoshina. M et al: Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 81. 2504-2507 (1984)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Hoshina. M et al: "Human Trophoblast Neoplasms" Plenum Pub. Co. NY, 14 (1984)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 保科眞: "胎盤, 基礎と臨床" 南江堂, (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 房正規,保科眞,望月眞人: 日本産婦人科学会誌. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] I.BOIME;M.HOSHINA;M.MOCHIZUKI;S.D.McQUEEN: ICMR ANNALS. 7. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] F.T.SANTIAGO;M.HOSHINA;A.NISHIO;M.MOCHIZUKI: ICMR ANNALS. 7. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] F.T.SANTIAGO;M.HOSHINA;I.BENTTEZ;M.MOCHIZUKI: ICMR ANNALS. 7. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 保科眞: "胎盤-基礎と臨床-" 南江堂, (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi