研究課題/領域番号 |
61570811
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
三宅 良明 日本大学, 医学部, 講師 (20183634)
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研究分担者 |
赤嶺 和成 日本大学, 医学部, 助手
正岡 直樹 日本大学, 医学部, 助手
山本 樹生 日本大学, 医学部, 助手 (40167721)
坂田 寿衛 日本大学, 医学部, 講師 (00059817)
AKAMINE KAZUNARI Nihon Univ. School of Medicine, Dept OB & Gyn
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1986年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 胎児低酸素状態 / Sleeping cycle / Novepinephrine / Arginine Vasopvessin / VAStest / 胎児循環動態 / 胎児低酸素血症 / NE / AVP / 迷走神経 / V.broaconstic Stimulation Test(VAS) / AOP / SHR |
研究概要 |
A) 動物実験:慢性羊実験モデルを作成し、羊胎仔の脳波、心電図、心拍数、気管内圧、頚動脈圧を連続測定したところ、sleeping cycle (LDMF,HVLF) による血圧、心拍数、呼吸様運動 (FBM) 、胎動の量的、質的変化が明らかとなった。すなわち、脳内O_2消費量、脳血流量の増加するLVHFでは、速い胎動に一致してAnplitude≧40bm,Duration≦20sec一過性頻脈、FBMのバースト一過性血圧上昇が特徴的であり、一方、脳内O_4ygenationの低下すると考えられるHVLFでは胎動に伴う一過性除脈がみられ、これは未熟な胎仔程明らかとなった。 次に胎児低酸素状態で増加するホルモン (novepinephrine,NE;ArginineVasopressin,AVP) を羊胎仔及び成熟家兎に持続注入したところ、NEでは血圧上昇と心拍の低下をみるが注入後10分を境に二相性の変化をとるのに対し、肺では持続的な血圧の上昇と心拍数の低下、Variabilityの低下、さらには著明な胎仔呼吸様運動の抑制を認めた。また、肺を成熟家兎に持続注入した際の脳内0_2濃度は上昇し脳血流量の減少をみるが、両側迷走切断令は41.6%にSinusoidal Heart Rateが出現した。 B) ヒト胎児:妊娠28週〜40週の胎動、呼吸様運動、心拍数の変化を超音波断層法、胎動計を用い観察したところ、妊娠週数の進行とともにrolling Movementが増加し、これに伴う一過性頻脈の振巾、持続時間ともに増加した。またrolling Movementは大半がActive Sleepに分布した。 今回、胎児健康状態の検査法として音振動刺激 (Vibro Acoustic Stimutation) を加え、胎児心拍数の反応パターンを5型に分類したところ、妊娠28週項より反応が出現し、type I、IIは正常胎児に、type III臍体巻絡等の臍体因子に起因しいずれも予後良好であるが、typeIV、Vは、臍体血が下所見でPG≦720と胎児仮死状態をとるものが増加した。
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