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下咽頭がん細胞異型性の免疫組織化学的評価ならびに転移率に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61570830
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

村上 泰  慶応大, 医学部, 助教授 (20095657)

研究分担者 中山 尚樹  慶應義塾大学医学部, 耳鼻咽喉科, 助手 (80172477)
浦尾 彌須子  慶應義塾大学医学部, 耳鼻咽喉科, 助手 (70151941)
藤村 昭子  慶應義塾大学医学部, 耳鼻咽喉科, 助手 (00156902)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード下咽頭癌 / 細胞異型性 / BγDuモノクローナル抗体 / 増殖期細胞 / 核DNA定量 / 螢光顕微測光法 / 転移率
研究概要

(1)下咽頭癌細胞異型性の免疫組織化学的評価について
下咽頭癌の増殖期(S期)細胞のBγDuモノクローナル抗体を用いた免疫組織染色の結果、組織切片5m【m^2】について、全例5000以上の高値を示し、コントロールとした耳下腺多形腺腫および甲状線乳頭癌に比較して、前者(良性)の70〜100倍、後者の7倍であり、下咽頭癌の増殖能が高いことがわかった。HE染色による組織分化度と比較すると、細胞および組織異型性のつよいものほど高値を示して増殖能がつよいことがわかった。またこの他覚的評価法は、従来の分裂期細胞指数とよく相関することがわかり、治療法の選定、予後の推定などに有用であることがわかった。
(2)下咽頭癌細胞の核DNA定量
下咽頭癌摘出標本の4μ〜30μ厚切片について、核DNA染色を施し、螢光顕微測光法を用いて細胞核DNA量を測定した結果、正常リンパ球をコントロールとして、全例4C以上の高値を示すことがわかった。対照とした耳下腺多形腺腫に比較して、平均値約3倍の高値を示し、腫瘍細胞核内DNA量が異常に多いことがわかった。HE染色による細胞および組織異型の程度とDNA量との関係についてみると、異型性のつよいものほどDNA量が多いらしいと推測され、今後標本数を増やして検討することとなった。
(3)下咽頭癌の細胞異型性と転移率との関係
HE染色による細胞および組織異型性と頸部リンパ節転移頻度についてはより低分化のものほど高い転移率を示すことがわかったが、上記(1)(2)の結果との関係について今後検討することとなった。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 村上泰: 日本耳鼻咽喉科学会会報. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 浦尾彌須子: 日本耳鼻咽喉科学会会報. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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