研究概要 |
1(1)イヌ摘出毛様体において, vasoactive intestinal pobypeptirie(VIP)を毛様体の後房側に投与すると, 短絡電流の陰性度が増加した. 毛様体実質側への投与では短絡電流に変化はみられなかった. (2)substance P(SP)を後房側へ投与すると, 短絡電流の陰性度はVIPとは逆に減少した. 毛様体実質側への投与ではVIPを同様に短絡電流に変化はみられなかった. (3)房水産生系へ影響を与える眼血流量の制御機構を調べるために, イヌ毛様動脈に分布する神経ペプチド含有神経線維を調べた結果, SP, VIP calcitonine gene related peptide(CGRP), neuropeptide Y(NPY)の存在が確認された. 3.イヌの前眼部, 特に眼圧のコントロールと密接に関係する毛様体・ぶどう膜における神経ペプチドおよび古典的神経伝達物質含有神経線維の分布状態を眼球凍結切片をもちいて免疫組織学的に観察した. 毛様体・ぶどう膜ともにCGRP, NPY, SP, VIP choline acetyl t〓nsferace, tyrosine hydrnxylase(TH)の存在が確認された.
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