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アノールトカゲ口唇腺の筋上皮細胞様細胞の本態について

研究課題

研究課題/領域番号 61570868
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関日本歯科大学

研究代表者

相山 誉夫  日本歯大, 歯学部, 教授 (00003400)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード筋上皮細胞 / 口唇腺 / 脂肪滴 / ズダン【IV】染色 / 透過型電子顕微鏡 / トカゲ
研究概要

アノールトカゲ(グリーンアノール)口唇腺は下唇にのみ存在し、単一分岐管状腺からなる粘液腺である。腺細胞基底部は筋上皮細胞に囲まれる。しかしながら、腺房基底部には筋上皮細胞に混在して数は少ないが、粘液果粒様の構造物を含む筋上皮細胞様の細胞が認められる。本細胞は長い突起を出し、果粒様構造物のほかにマイクロフィラメントを有する。本細胞に含まれる粘液果粒様の構造物の性状を調べ、本細胞の本態を明らかにする目的で研究を行った。
成熟アノールトカゲ数匹を用いて断頭後下顎を摘出し、1つのグループは10%ホルマリン液固定、他のグループは2.5%グルタールアルデヒド液固定を行った。10%ホルマリン液固定を行ったグループは凍結切片を作成し、脂質検出のためのズダン【IV】染色を行った。2.5%グルタールアルデヒド液固定を行ったグループはエポン包埋後、ポーターMTI型超ミクロトームに超ミクロトーム用ナイフステージおよび試料ヘッドをとり付け、さらにダイヤモンドナイフをセットして超薄切片を作成した。超薄切片は糖質検出のためのメセナミン銀染色を行い、透過型電顕にて観察した。
ズダン【IV】染色により、口唇腺腺細胞の基底部においてところどころに本染色に反応を示す果粒様構造物を含む細胞が認められた。腺細胞には反応は認められなかった。メセナミン銀染色を施した試料について透過型電顕にて観察を行った結果、筋上皮細胞様の細胞に含まれる粘液果粒様構造物は反応を示していなかった。腺細胞の粘液果粒は強く陽性に反応していた。脂質検出のためのズダン【IV】染色に陽性に反応すること、および糖質検出のためのメセナミン銀染色に対して陰性であることから、粘液果粒様の果粒は脂肪滴であると思われる。それゆえ本研究において検索目的とした細胞は、脂肪滴を含む筋上皮細胞であると思われる。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 相山誉夫: 歯学(SHIGAKU).

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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