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Streptococcus mutansのspaA遺伝子のプロモータ領域の解析

研究課題

研究課題/領域番号 61570897
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関日本大学

研究代表者

斉藤 重野  日大, 歯学部, 助手 (60072394)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1986年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードStreptococcus mutans / 細胞表面抗原たんぱく質 / 遺伝子解析 / プロモータ領域 / う蝕ワクチン
研究概要

先に大腸菌K-12株にクローニングしたStreptococcus mutans(serotypeg)の細胞表面抗原たんぱく質をコードするspaA遺伝子の解析を進めた。組換えプラスミドpYA726においてベクタープラスミドpACYC184のBamHI末端からS.mutans由来の挿入断片の4.27KbBamltI-Hinc【II】断片を担うpYA741はミニセルを用いたin vivo遺伝子産物同定法およびin vitro転写-翻訳法でいかなるポリペプチドをも合成しなかったが、反対側の右末端のBamHIから1.37Kb内側に存在する2.82kbHinc【II】断片を担うpYA746を有するミニセルは分子量60-70kdの4ポリペプチドを産生し、さらに、これら4ポリペプチドはStaphylococcus aureusのproteinAを用いて抗SpaA血清と免疫沈降反応を示した。これらの結果はpYA746の担う2.82kbHinc【II】断片がSpaAたんぱく質のN末端をコードすることを証明した。ついで、pYA746の1.42kbpvu【II】断片と1.25kbAvaI断片を担うサブクローン,pYA756とpYA759を構築した。これら2サブクローンはin vivoおよびin vitroポリペプチド合成系において、いずれも最大分子量60kdを含むいくつかのポリペプチドの合成を示した。さらに、これら2断片は大腸菌RNAポリメラーゼと強固な結合を生じ、重複するこれら2断片上にSpaA遺伝子のプロモータ領域の存在を立証し、転写方向を決定した。一方、pYA726の右末端BamHIから0.18kb内側のSalI/Hinc【II】位から左末端BamHIまでの8.28kb断片をもつpYA755を担う大腸菌抽出液は抗SpaA血清をオクタロニ法で沈降反応を示し、pYA726のアークと融合し、全抗原をコードすることを示したが、pYA746およびその2.82kbHinc【II】断片を含む5.93kbEcoRI-PstI断片を担うpYA745は沈降反応を示さず、SpaAのC末端をコードする、1.35kbBamHI-PstI断片がSpaA抗原のエピトープの立体構造を構成する上で重要な領域であることが判明した。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 斉藤重野: Infect.Immun.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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