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ウシ歯髄における組織コラーゲンとコラゲナーゼインヒビターとの相互作用について

研究課題

研究課題/領域番号 61570903
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

早川 太郎  愛知学院大, 歯学部, 教授 (80064822)

研究分担者 来住 準一  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (80113067)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード相互作用 / コラーゲン / コラゲナーゼ / ウシ歯髄
研究概要

ウシ歯髄を6日間EagleのMEM中で培養後、ミンチし、0.25Mショ糖液でホモゲナイズし、2回抽出すると、全インヒビター活性の34〜35%が1回目の上清に、11〜12%が2回目の上清に抽出された。ついで沈渣を0.5M Naclで2回抽出すると、さらに、1回目30〜31%、2回目15〜16%抽出された。これらを合せると90%以上となり、残りの活性は4M尿素で抽出されたが、10%以下であった。本実験結果は培養歯髄中のインヒビターはショ糖液で容易に抽出される遊離型と塩ではじめて抽出される結合型それぞれ約45%から成るようである。対照として、凍結融解後培養した組織は、同じ抽出操作をくり返しても、インヒビターが全く抽出されないことから、これらインヒビターは培養中に歯髄組織内で生合成されたものと考えられる。現在、さらにこの結合型が歯髄中のどんな成分と親和性を持っているかを細菌性コラゲナーゼやヒアルロニダーゼ処理することによって更に検索中である。最近、私たちはウシ象牙質中にインヒビターが存在することを免疫組織学的に明らかにした。インヒビターは象牙細管に沿って免疫反応陽性物質として認められ、細管間基質には反応は認められなかった。これを更に電顕レベルで検索すると、不定形あるいは顆粒状反応物のほかに細管を取り囲むコラーゲン線維上で、Bd【V】-【VII】、Bd【I】付近に周期的なバンドとしての反応が認められた。インヒビターがコラーゲン線維上に規則的に分布していることを明らかにしたのは本研究が初めてであり、今後、生化学的研究と相俟ってコラーゲンとインヒビターの相互作用を研究する上で重要な知見と考えられる。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hoshinoetal.: Collagen Rel.Res.6. 303-312 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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