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歯周炎の疾病活性度に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61570910
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

福原 弘喜  阪大, 歯学部, 講師 (20144503)

研究分担者 木村 重信  大阪大学, 歯学部, 助手 (10177917)
恵比須 繁之  大阪大学, 歯学部, 助教授 (50116000)
岡田 宏  大阪大学, 歯学部, 教授 (40038865)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード歯周炎 / 疾病活性 / 臨床的パラメータ / 暗視野顕微鏡 / プラーク細菌 / 臨床所見
研究概要

歯周炎の進行に関与すると考えられている種々の臨床的パラメーターが歯周炎の疾病活性の指標になり得るか否かについて、平均21.3ケ月間におけるX線的な骨吸収の変化(研究【I】)および平均4.4ケ月間における歯周ポケットの深さの変化(研究【II】)を基準として検討し、以下の結果を得た。
1.測定部位において疾病活性が高かった部位の割合は、研究【I】では18.5%研究【II】では1.9%であった。2.疾病活性と関連性の認められた臨床的パラメーターは、研究【I】では接触点の欠如、歯肉縁部修復物、歯肉縁部う蝕、初診時骨吸収率50%以上、歯肉の発赤または腫脹、研究【II】では大臼歯部、歯肉縁部修復物、歯肉縁部う蝕であった。3.検討した臨床的パラメーターの大部分である上記以外のパラメーターは、疾病活性との関連性が認められなかった。4.疾病活性と関連性の認められたこれらの臨床的パラメーターでさえ疾病活性の予知あるいは検出における診断確率は低く、それらの臨床的パラメーターによる疾病活性の予知あるいは検出は困難であることが示唆された。
この結果、歯周炎の疾病活性の検討には第一にプラークの量的、質的検討の必要性が示唆されたため、次に歯肉縁下細菌叢を暗視野顕微鏡を使用して検討した。歯肉縁下細菌叢中に占めるSpirochets,Motile rods,Coccoid cells,Othersの比率と初診時あるいは初期治療終了時におけるPlaque index,Gingivalindex,Pocket depthとの間には相関がみられなかった。しかし、初期治療による臨床所見の変化と歯肉縁下細菌の比率の変化との間の関連性においては、Pocket depthの変化量とSpirochets Motile rodsの変化量との間に相関がみられ、Pocket depthの変化量が大きい部位ほど、SpirochetsやMotile rodsの変化量が大きいことが示された。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 福原弘喜: 日本歯周病学会会誌. 28-4. 1110-1119 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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