• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

粗粒ハイドロキシアパタイトブロックの歯周炎骨欠損に対する移植材料としての応用

研究課題

研究課題/領域番号 61570918
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関朝日大学

研究代表者

岩山 幸雄  朝日大, 歯学部, 教授 (70028744)

研究分担者 田中 龍男  朝日大学, 歯学部, 助手 (60188307)
梶川 潔  朝日大学, 歯学部, 助手 (80185769)
勝谷 芳文  朝日大学, 歯学部, 助教授 (20116015)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードブロック状Hydroxyapatite / 1ないし2壁性歯周骨欠損 / 人工的骨移植材
研究概要

Hydroxyapatite(HAP)を中心とした骨移植材は、その優れた組織親和性と骨伝導能のために歯周骨欠損への応用が行われている。しかし、その大半は顆粒状HAPを用いて3壁性歯周骨欠損に応用したものであり、骨移植の真の適応症である1ないし2壁性の歯周骨欠損に応用した報告は少ない。本研究は1ないし2壁性歯周骨欠損への人工移植材として、移動や排出の少ない、またチエァサイドで容易に整形可能なブロック状HAPを独自の方法で作製した。
サルを用いた実験的歯周骨欠損に本剤を適用した結果、対照に比較して骨修復状態は病理組織学的に明らかに改善がみられた。また歯根膜様構造の再生はみられたが、新生セメント質は殆んどみられなかった。硬度に問題があるためか、ブロック状であるにもかかわらず1カ月以内に部分破折して排出する例もみられた。臨床的パラメーター、すなわちgingival Index,probing depth,attachment levelは、対照に比して良好な臨床的経過をたどったが、統計的に有意の差は認められなかった。
歯周炎患者を対象として、1ないし2壁性歯周骨欠損へ本剤を適用した結果、probing depth,attachment level,X線的評価において良好な成績が得られた。しかし13例中2例においては予後不良のため本剤を摘出した。これらの不良例はプラークコントロール不能のため術後炎症を起こしたものと思われ、本剤適用が原因ではなくプラークコントロールの失敗と考えられる。
サルならびにヒトの歯周炎における本剤適用実験の結果、深部の骨欠損へは、粒状HAPを、また上部においてはブロック状HAPの両者併用が望ましいものと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 堀田善史: 日本歯周病学会誌. 29(2). (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi