研究課題/領域番号 |
61570934
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
久恒 邦博 長崎大, 歯学部, 助教授 (20037526)
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研究分担者 |
安田 克廣 長崎大学, 歯学部, 教授 (50013884)
有働 公一 長崎大学, 歯学部, 助手 (60145266)
中川 雅晴 長崎大学, 歯学部, 助手 (80172279)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1987
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 陶材焼付用合金 / 金合金 / 時効硬化 |
研究概要 |
1.市販陶材焼付用合金の相変化 三種類の市販合金において、1000℃から室温までの冷却過程でそれぞれ異なった相変化が検出された。高カラット金合金では【Pt_2】PdSnの【L1_2】規則相が粒界に、パラジウム基合金では【Pd_3】Inを基本とする面心正方晶が粒内に生成した。低カラット金合金の場合には粒内および粒界において典型的な二相分離反応を呈した。各合金における冷却中の反応は次の通りである。高カラット金合金 【α_0】(fcc)→α(fcc)+β(【L1_2】)低カラット金合金 【α_0】(fcc)→【α_1】(fcc)+【α_2】(fcc)パラジウム基合金 【α_0】(fcc)→α(fcc)+β(fct) 2.昇温焼鈍過程 相変態の存在が確認された陶材焼付用低カラット金合金の溶体化処理後の昇温焼鈍過程を検討し、次の様な結果が得られた。(1)低温側からstage【I】〜【IV】の4段階の反応が認められた。(2)stage【III】が硬化に寄与している。(3)硬化に対応して、粒内には微細な析出物が観察された。(4)粒界生成物は比較的早くからノジュールとして観察されるが、粒内への成長は停滞し、層間隔が広がる傾向を示した。(5)マトリックスと格子定数の近い析出物が検出された。
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