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歯科鋳造用埋没材の再利用について

研究課題

研究課題/領域番号 61570943
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関松本歯科大学

研究代表者

伊藤 充雄  松本歯大, 歯学部, 助教授 (70064681)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードリン酸塩系埋没材 / 廃棄物 / 公害 / 再利用
研究概要

実験に用いた埋没材はスマベスト,セラベスト,セラミゴールド,フルベストである。一度使用した埋没材をボールミルVB31で44〜88μに粉砕した。粉砕した粉末は各製品に5%,10%,15%を添加し、標準稠度を通法に従って決定し、以下の実験を行った。
(1)硬化時膨張:再製粉末を添加した場合、フルベスト,セラゲストは硬化時膨張はわずかに減少するが、セラミゴールド,スマベストは添加量によっては少し増加する傾向にあった。
(2)加熱膨張:再製粉末を添加した場合4種類の埋没材の加熱膨張は0.2〜0.3%増加する傾向にあった。
(3)圧縮強さ:再製粉末を添加した場合、セラミゴールド,フルベスト,セラベストの圧縮強さはほとんど変化が認められなかった。スマベストは約40Kgほど大きくなる傾向にあった。
(4)表面あらさ:再製粉末を添加した場合、スマベスト,セラミゴールド,セラベストについては0.4〜1.3μ(中心線平均あらさ)小さくなる傾向にあった。
(5)鋳造精度:再製粉末を添加した場合、フルベスト,セラベスト,スマベストは精度が少し悪くなる傾向にあるが、セラミゴールドは良くなる傾向にあった。鋳造欠陥は探傷機で検査した結果認められなかった。
現在はすべて再製粉末を用いてZr【O_2】,【Al_2】【O_3】,炭化物などを添加し、埋没材を合成して種々、検討している。
結論としては、使用済の埋没材を鋳型材として再利用することが可能であると考えられる。また、その他の利用方法についても検討の余地があると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 伊藤充雄: 日本歯科理工学会第9回学術講演会抄録. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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