研究課題/領域番号 |
61570968
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児・社会系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
小野 芳明 医科歯科大, 歯学部, 講師 (70134731)
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研究分担者 |
三輪 全三 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (30157705)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 歯列の発達 / 口唇圧 / 舌圧 |
研究概要 |
小児の咬合の正常な発育を実現するためには、その正常な咬合発育を撹乱する要因をできるだけ早期に発見し、それらを取り除いてやることが必要である。このためには正常発育の範囲を年令別に、あるいは発育段階別に具体的に明らかにし、それとの比較の上で撹乱因子を早期に見い出し、その除去に努めなければならない。小児の咬合の正常な発育には、その歯列の内外にそれぞれ存在する口唇および舌の双方からの圧力の均衡が保たれていることが条件である言われている。そこで本研究においては、まずこの舌及び口唇が歯列に及ぼしている圧力を測定するための装置を考按し試作した。これは可撤式の装置で、1個の圧力センサーをその舌側あるいは唇側部に有するものである。この装置を使用した場合の測定の再現性について検討したところ十分なる再現性を有することが判明した。この装置を、正常な咬合発育をしている幼児に装着し、安静な状態での舌圧及び口唇圧の測定を行なった結果舌圧については、上顎、下顎ともに前歯部と臼歯部において口唇圧より大きいことがわかった。また嚥下時においてこの圧力の差はより大きくなる傾向を認めた。本研究の結果は、昭和62年度口腔病学会総会に発表予定である。
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