研究概要 |
1.スフインゴシン類の合成-不飽和アルデヒド2__〜とニトロエタノールから1, 2付加体4__〜とアセトナイド5__〜を経由するアミノジオール体6__〜の新規合成法を開発し, その応用としてスフインゴシン1__〜の合成に成功した. 更にこの方法の発展として, 7__〜で代表される種々のセラミド類を合成した. 一方これらセラミドをイミデート法によりグリコシル化を行うと8__〜で代表されるセレブロサイド類を得ることに成功した. 2.セレブロサイドB1b10__〜の合成 次に上記の結果を利用して2E, 6Z-hexadecadienal 9__〜よりaminoacetamide(±)-11に導き, R-12と縮合し, 光学活性なセラミドを分離した後, グリコシル化し保護基をはずすとセレブロサイドB_<1b>が得られ天然品と同定した. 更に合成中間体をD-C(+)-エリスロスフインゴシン由来の誘導体と一致させることにより10__〜の2位と3位の絶対配置がD-erythro型であることを決定した. 3.α+ヒドロキシ脂肪酸16__〜の不斉合成-Evansらの開発した不斉素子13__〜をパルミトイル化した後, エノレートとし 【*KA*】 で酸化後, 加水分解すると光学活性なα-hydr〓〓ypalmitic acid16__〜を得ることに成功した.
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